◇DaiGoさんの炎上に思う
おはようございます。
雨もコロナもすごいですね。
私が住んでいる地域では、今のところまだ雨は災害級というほどではありません。
けれど、「あれ?今って10月かな?」というほど涼しくて、むしろ猛暑より気候に不安を覚えます。
皆さんがお住まいの地域ではいかがでしょうか?
さて、一昨日からメンタリストDaiGoさんの発言が燃え上がってますね。こんなすごい火柱を見たのは久しぶりです。Twitterのタイムラインが「メンタリストDaiGo」で埋め尽くされました。
経緯をご存知ない方はこちらから→メンタリストDaiGo氏、ホームレスの人への差別発言で「炎上」(毎日新聞)
こちらも合わせてどうぞ→DaiGo氏、殺到する批判に「個人の感想」と反論。支援者は「言語道断」「ヘイトクライムを誘発」と指摘
おはようございます。
雨もコロナもすごいですね。
私が住んでいる地域では、今のところまだ雨は災害級というほどではありません。
けれど、「あれ?今って10月かな?」というほど涼しくて、むしろ猛暑より気候に不安を覚えます。
皆さんがお住まいの地域ではいかがでしょうか?
さて、一昨日からメンタリストDaiGoさんの発言が燃え上がってますね。こんなすごい火柱を見たのは久しぶりです。Twitterのタイムラインが「メンタリストDaiGo」で埋め尽くされました。
経緯をご存知ない方はこちらから→メンタリストDaiGo氏、ホームレスの人への差別発言で「炎上」(毎日新聞)
こちらも合わせてどうぞ→DaiGo氏、殺到する批判に「個人の感想」と反論。支援者は「言語道断」「ヘイトクライムを誘発」と指摘
色んな意味ですごいですよね。
相模原障害者施設殺傷事件を彷彿とさせるような思想のヤバさ、許されなさは説明するまでもないことです。
無事に着火したところへ、「自分の意見を述べただけ。謝罪はしない」と風を送り込んで炎を大きくし、十分に燃え広がったと見るや、「無知ゆえの失言であった」と隙のない謝罪動画を出すとは、お見事です。
謝罪動画をご覧になりたくない方は、リンク先の記事に内容がまとめられていますので、そちらをお読みください。
こちらから→メンタリストDaiGO氏が差別発言を謝罪「無知が招いた失態」
私は動画を見ましたが、
ごく控えめに表現して、心底きもち悪かったです。
何なんですか、この心の芯まで冷えてくるような三文芝居は?
YouTuberとして活動されているので、動画の再生回数を伸ばすためなのでしょうか?
そうだとしたら、YouTubeって恐ろしいところです。
本当はきっちり思慮分別がある成人男性にここまでさせるとは…。
私はDaiGoさんの動画をほとんど見たことがなかったので、これを機にチャンネルを見に行ってみました。
すると、チャンネル登録者数は約250万人なのに、最近の動画の再生回数は10万回にも満たないので驚きました。
1年〜2年前の動画だと数百万の再生回数があるのですけどね。
DaiGoさんて、本当に今でも人気のYouTuberなのでしょうか?
それとも、もう旬の過ぎた人なのでしょうか。
人気って儚いですね。
かつて炎上の女王の名をほしいままにしたはあちゅうさんも、今は全く注目されていません。
実は彼女、DaiGoさんの炎上と時を同じくして、インスタでお猿さん日記(正式名称は「旦那観察日記」です)の終了を発表していたのですよ。
それなのに、全く話題になりません。かつてはネット民からあんなに愛されていたのに寂しい限りです。
今思えば、はあちゅうやイケハヤが燃えていた頃の炎上は面白かった。
はあちゅうとイケハヤは、炎上ブロガー部門の男女混合ダブルスでは圧倒的な強さを誇るゴールデンコンビでしたが、シングルスでもそれぞれ活躍していましたよね。
彼らが燃えている様子は、見ていてワクワクしたものです。
彼らの他にも様々な人たちによる炎上がこれまでTwitterを騒がせてきましたが、炎上騒ぎの大半は、本人達は炎上を意図しなかった個人のしでかしやしくじりなんですよ。
代表的なのは不倫問題です。
不倫みたいな低俗な話題って、害がないから楽しめるんです。
けれど、今回のDaiGoさんの振る舞いは、全然面白くもおかしくもありません。
胸が重たくなってきます。
私は高校生だった頃に、スタンリー・キューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」を観ました。原作も読みました。
当時の美術系の若者の間では、「時計仕掛け〜」は必ず観ておかなければならない映画の一つでしたが、当時の私はあの映画をクールだとは受け止められなかった。
特に、主人公の少年が徒党を組んでホームレスを襲撃し、弱者への暴力を楽しむシーンには、こんなこと実際には起こりっこないと思い、気分が悪くなったものです。
けれど最近では、少年グループによるホームレスの襲撃は、決して珍しくなくなっています。
何故こんな世の中になってしまったのでしょう。
DaiGoさんのことを支持する人は、ちょっとしたボタンの掛け違いで、自分も社会的弱者の側に回るかもしれないとは思わないのでしょうか。あるいは、「弱者」カテゴリーに分類される人を順番に排除していったら、いつかは自分の番が来るとは思わないのでしょうか。
ホームレスと生活保護受給者を「社会に必要ない」と排除したら、次のターゲットは誰なのでしょう?
障害者ですか?高齢者ですか?移民ですか?性的マイノリティですか?
子供を産まない女はどうですか?まともな職に就けず結婚できない男はどうなんですか?
例え5体満足で若くても、貧乏人は生きてる価値ないと言われたらどうすればいいの?
ブスとブサイクに人権は無いと言われたら?
DaiGOsさんは、謝罪動画で「自分が無知だったのがいけなかった」「猫もホームレスも両方救える道を考えるべきだった」「これからホームレス支援の活動をされている方にお会いして、勉強させてもらう」などと仰いました。
ご自分の無知(なふりをしているだけに見受けられます)については謝罪をしておられますが、思想については最後まで謝罪も訂正もしておられません。
そもそも彼は、今回の炎上の元となった発言以外にも、社会的な道徳に反する、あるいは倫理観に欠ける発言を繰り返してきました。
「これから学びます」と仰るけれど、一体何を学ぶのでしょう?
学んで何が変わるのですか?
彼はそのうち、「ホームレス支援の現場に赴き、学んだことで考えが変わった」と主張する動画を出すのでしょうが、もうすでに「仕上がっている人間」、それも「自分は特別に優れていると思い込んでいる人間」の心根の矯正なんて、ほぼ不可能です。
今回の炎上が落ち着いた後に、彼は一人ほくそ笑むのでしょう。
時計じかけのオレンジの主人公アレックスみたいに、
「これで全ては元通り」
と。
相模原障害者施設殺傷事件を彷彿とさせるような思想のヤバさ、許されなさは説明するまでもないことです。
無事に着火したところへ、「自分の意見を述べただけ。謝罪はしない」と風を送り込んで炎を大きくし、十分に燃え広がったと見るや、「無知ゆえの失言であった」と隙のない謝罪動画を出すとは、お見事です。
謝罪動画をご覧になりたくない方は、リンク先の記事に内容がまとめられていますので、そちらをお読みください。
こちらから→メンタリストDaiGO氏が差別発言を謝罪「無知が招いた失態」
私は動画を見ましたが、
ごく控えめに表現して、心底きもち悪かったです。
何なんですか、この心の芯まで冷えてくるような三文芝居は?
YouTuberとして活動されているので、動画の再生回数を伸ばすためなのでしょうか?
そうだとしたら、YouTubeって恐ろしいところです。
本当はきっちり思慮分別がある成人男性にここまでさせるとは…。
私はDaiGoさんの動画をほとんど見たことがなかったので、これを機にチャンネルを見に行ってみました。
すると、チャンネル登録者数は約250万人なのに、最近の動画の再生回数は10万回にも満たないので驚きました。
1年〜2年前の動画だと数百万の再生回数があるのですけどね。
DaiGoさんて、本当に今でも人気のYouTuberなのでしょうか?
それとも、もう旬の過ぎた人なのでしょうか。
人気って儚いですね。
かつて炎上の女王の名をほしいままにしたはあちゅうさんも、今は全く注目されていません。
実は彼女、DaiGoさんの炎上と時を同じくして、インスタでお猿さん日記(正式名称は「旦那観察日記」です)の終了を発表していたのですよ。
それなのに、全く話題になりません。かつてはネット民からあんなに愛されていたのに寂しい限りです。
今思えば、はあちゅうやイケハヤが燃えていた頃の炎上は面白かった。
はあちゅうとイケハヤは、炎上ブロガー部門の男女混合ダブルスでは圧倒的な強さを誇るゴールデンコンビでしたが、シングルスでもそれぞれ活躍していましたよね。
彼らが燃えている様子は、見ていてワクワクしたものです。
彼らの他にも様々な人たちによる炎上がこれまでTwitterを騒がせてきましたが、炎上騒ぎの大半は、本人達は炎上を意図しなかった個人のしでかしやしくじりなんですよ。
代表的なのは不倫問題です。
不倫みたいな低俗な話題って、害がないから楽しめるんです。
けれど、今回のDaiGoさんの振る舞いは、全然面白くもおかしくもありません。
胸が重たくなってきます。
私は高校生だった頃に、スタンリー・キューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」を観ました。原作も読みました。
当時の美術系の若者の間では、「時計仕掛け〜」は必ず観ておかなければならない映画の一つでしたが、当時の私はあの映画をクールだとは受け止められなかった。
特に、主人公の少年が徒党を組んでホームレスを襲撃し、弱者への暴力を楽しむシーンには、こんなこと実際には起こりっこないと思い、気分が悪くなったものです。
けれど最近では、少年グループによるホームレスの襲撃は、決して珍しくなくなっています。
何故こんな世の中になってしまったのでしょう。
DaiGoさんのことを支持する人は、ちょっとしたボタンの掛け違いで、自分も社会的弱者の側に回るかもしれないとは思わないのでしょうか。あるいは、「弱者」カテゴリーに分類される人を順番に排除していったら、いつかは自分の番が来るとは思わないのでしょうか。
ホームレスと生活保護受給者を「社会に必要ない」と排除したら、次のターゲットは誰なのでしょう?
障害者ですか?高齢者ですか?移民ですか?性的マイノリティですか?
子供を産まない女はどうですか?まともな職に就けず結婚できない男はどうなんですか?
例え5体満足で若くても、貧乏人は生きてる価値ないと言われたらどうすればいいの?
ブスとブサイクに人権は無いと言われたら?
DaiGOsさんは、謝罪動画で「自分が無知だったのがいけなかった」「猫もホームレスも両方救える道を考えるべきだった」「これからホームレス支援の活動をされている方にお会いして、勉強させてもらう」などと仰いました。
ご自分の無知(なふりをしているだけに見受けられます)については謝罪をしておられますが、思想については最後まで謝罪も訂正もしておられません。
そもそも彼は、今回の炎上の元となった発言以外にも、社会的な道徳に反する、あるいは倫理観に欠ける発言を繰り返してきました。
「これから学びます」と仰るけれど、一体何を学ぶのでしょう?
学んで何が変わるのですか?
彼はそのうち、「ホームレス支援の現場に赴き、学んだことで考えが変わった」と主張する動画を出すのでしょうが、もうすでに「仕上がっている人間」、それも「自分は特別に優れていると思い込んでいる人間」の心根の矯正なんて、ほぼ不可能です。
今回の炎上が落ち着いた後に、彼は一人ほくそ笑むのでしょう。
時計じかけのオレンジの主人公アレックスみたいに、
「これで全ては元通り」
と。