◇めんどくさいことになるぞ


おはようございます。
昨日は寒過ぎて暖房をつけましたが、今日は夏日になるようです。

夏のように暑かったかと思えば、上着がないと外を歩けないほど寒かったり、そしてまた暑くなったり、お天気と気温がクルクル変わるので、疲れた体が余計に疲れてしまいます。

古い社宅に引っ越してからというもの、毎日家の修繕と手入れに余念がなかったのですが、流石に疲れが溜まってきました。
やりたいことは山ほどあるのに、ついていかない体力と集中力…。
手先は若い頃よりむしろ器用になっているのに、仕事のスピードが遅くなっている…。


3月は集中して引っ越し作業、4月は新生活の準備とDIYに明け暮れて、気がつけば2ヶ月間も本を読んでいません。やばい。そろそろ体内に活字を取り込まなければ。
そしていいかげんブログと寄稿記事を書かなくては。

ということに気がついたので、今日から少しDIYはお休みして体力の回復に努めつつ、パソコンに向かいたいと思います。


さて、紹介が遅くなってしまいましたが、寄稿記事が公開されております。

まだお読みでない方はこちらからどうぞ→プラットフォームCFOが教えてくれた「個人クラウドファンディングの現実と失敗のリアル」


これはですね、もう何年前だかはっきり覚えていませんが、高知に移住してきたプロブロガーが、まだ高知に溶け込もうと努力していた頃に企画したイベント「クラウドファンディングの勉強会」に参加した時の話です。
あの頃は彼もまだ高知に貢献していましたねー。(遠い目)


ゲストスピーカーとして東京から招かれたのは、当時クラウドファンディングのプラットフォームCFOだった男性です。彼はその後公私共に生活に変化があり、現在はクラファンのプラットフォームは退社し、起業して全く違う仕事に従事しています。


イベントの後、CFOの彼が滞在しているホテルが当時私が住んでいたマンションのすぐ裏手だったことが分かり、彼が私を自宅まで送って下さることになりました。
そして、私の自宅は繁華街のそばであったために、「よければ近くで飲みましょう」という流れになり、ワインバーで飲みながら当時考えていたことの相談に乗っていただき、アドバイスを頂いたのです。


私は当時、高知市内の商店街で定期開催のハンドメイドマルシェを立ち上げようとしており、それにかかる諸々の費用をクラウドファンディングで集めようと考えていました。
けれど彼の話を聞いて、私の考え方が根本的に間違っていることが分かったのです。彼も私の頭の中にあるアイデアを丁寧に聞いてくれた上で、クラファンは勧めないと仰いました。

割とショックでしたね。自分の中ではクラファンが成功する前提で構想(妄想)が膨らんでいましたから。

けれど、私は自分で自分を過大評価するにはもう歳を取り過ぎていたので、彼の言うことは正しいと分かり、無謀な挑戦はしませんでした。


LIFE BOOSTERさんへの寄稿記事にはいつも、記事を書くにあたってアイデアの元となった書籍や映画のタイトルを記事中に入れています。
過去に読んだ本であったり観た映画と、それに結びつく個人的な思い出を綴っているからです。
けれど、今回は書籍の名前を敢えて記事中に入れませんでした。

それは、今回アイデアの元となった本を記事中では「いい加減なことを書いて」とくさしているので、他所様のサイトに寄稿する記事に書名を出しちゃうのはよろしくないだろうと思ったからです。

でもこのブログでは出します。



どーん!ヾ(=^▽^=)ノ






紹介のためにリンクを貼っていますが、この本は読む価値がないのでポチらないでください
もしどうしても中身が気になるようでしたら、著者にお金が入らないよう中古で買ってください。

著書の神田昌典さんは、ひと昔前のビジネス書籍界のベストセラー作家です。
この本の中で、クラファンはやりたいことのある個人が、貯金が全く無くとも、金融機関に頼らずとも、簡単にスタートアップの資金が集められるかのように書いてありました。
私はそれをすっかり真に受けて、間違った方向に走り出そうとしていたのです。

まぁ、この本の著者に限りませんけどね。ビジネスの専門家を気取った人が、現場を知らず、実態や実情を知らず、世に出た新しいサービスについて知ったかぶりで講釈を垂れるのは。


「クラウドファンディングは打ち出の小槌ではない。名も無い個人を金銭で応援してくれるのは、身の回りの人たちしか居ない」


考えてみたら、ごくごく当たり前の話です。
全く知らない人がお金をくれって言ってても、出すわけないもの。


赤の他人から広くお金を集めることの難しさは、キンコン西野のような有名人を見ていても思います。
彼は自分の知名度やカリスマ性を利用して、オンラインサロンやクラウドファンディングという仕組みを自分のための集金システムに変えて、やりたいようにやってきました。

その手法はお見事なのだけど、「ディズニーを超える!」と気炎を吐いたプロジェクト、「煙突町のプペル」の映画は出来が悪く、世間では評価されず、作品の内容が話題になることもなく終わったことで、少なくない信者たちを失望させたようです。

あのアニメ映画は、西野の信者たちが繰り返し足を運ぶことで興行収入と観客動員数を押し上げましたが、いくら西野信者といえども、ジブリを始めとする質の良いアニメ映画を見て育った日本人として自分に嘘がつけなかったのでしょうね。
信者といえどもつまらない作品を面白いと偽ることはできないし、つまらない作品を繰り返し鑑賞するのも限度があると。

プペルの惨状を見て、西野の才能の限界と言い訳に失望したサロンメンバーたちが、続々と西野サロンから退会しているようです。
クラウドファンディングも以前よりは集金力が落ちるでしょう。


本当に当たり前のことなのだけれど、他人様からお金を集める以上は、お金を出してくれた人たちの期待に応えなければなりません。何をするにもクラウドファンディングで資金を繰り返し集めるなら、大きく膨れていく期待に応え続けなければなりません。
「期待を裏切られた」と思われてしまったら、そこでお仕舞い。かけた期待が大きい人ほど、失望させられた時には相手を詐欺師呼ばわりして冷淡になるのですから。

かつて「単独無酸素登頂」で話題と人気を集めた登山家の栗城史多さんも、そうやって自分の首を絞めてしまった一人です。


厳しいですよね。けれど、それが人間社会というものなのかもしれません。
個人でクラウドファンディングにチャレンジする人は、そうした先々のリスクまでよくよく考える必要があります。


ただ、クラウドファンディング自体は良い仕組みであることは疑いありません。
コロナ禍の今は、クラファンも世間一般により周知が進み、ますます利用者が増えていますよね。
コロナのせいで営業できず、商品を大量に余らせてしまったり、運営が困難になった多種多様なお店や施設、中小の事業者が支援を求めていて、実際に多くのプロジェクトが成功しています。

それは、そうしたお店、施設、事業者が積み重ねてきた実績を信用するファンだったり、商品やサービスを欲しい、今後ぜひ利用してみたい、足を運びたいと思う人たちが積極的にサポートしていて、クラファンの正しい使い方の一つだと思います。ジャンジャン活用して、コロナ禍を乗り切って欲しいです。