◇強く生きていくんだよ


こんばんは。
ついこの間まで春めいていたのに、今日はまた極寒ですね。冬はまだ終わる気配がありません。


このところTwitterから離れて本ばかり読んでいました。
Twitterって、何か面白いことが起こっていれば張り付いてしまうのですが、近頃は野次馬したくなるような大きな炎上や事件はないですものね。

はあちゅうさんが高級ボディソープを発売したそうなのですが、ちっとも話題にならないところから察するに、ほとんど売れていないのでしょうか。

まあ、でも売れずに大量の在庫を抱えてしまったとしても、ご自身でお使いになればよろしいのですから困りませんね。
おぼっちゃまが大きくおなりになるまでボディーソープは使い放題ですし、「ママの洗顔にも使える」のが売りだそうですので、はあちゅうさんご自身も洗顔料を今後一生買わなくて良さそう。


そういえば、「誹謗中傷と戦う!」と息巻いていたけれど、あれもどうなったのかしら。
近頃の福永弁護士はご自分に対する批判を封じることにばかり熱心なように見受けられ、はあちゅうさんが忘れられてやしないかと心配になってきます。
モテない女ってこれだから辛いですね。男から蔑ろにされるのが早いのですもの。

さて、かつては意識高い若い女性たちのスターだったはあちゅうさんが全く話題にならない中で、代わりにTwitterを賑わせていたのはプペルでした。
キンコン西野とプペルに関連するツイートがバズっているのを私もいくつか見かけました。






こちらの映画がただいま大ヒット上映中だそうです。
大ヒットしている割には、映画を観たという人が少ないなぁという印象ですけれど。

だって、私たちは去年「鬼滅の刃」という本物のヒットが生み出す現象の凄まじさを目の当たりにしていますからね。

プペルが本当に大ヒットを飛ばしているのであれば、上映中の映画ランキングでトップ独走は当たり前として、情報番組で取り上げられ、新聞やニュースでも社会現象として紹介され、原作の絵本が週間書籍売上ランキングでも1位になり、市中にはコラボ商品が溢れかえっているはずですよね。
主題歌を歌った歌手も今頃は音楽配信のヒットチャートナンバーワンで、歌番組にも引っ張りだこでしょう。

なのに、今のところそうしたことが起こっていないということは、推して知るべしですね。


ただ、作品は名のあるアニメーションスタジオが作ったのですし、きっとそれなりに面白いのだろうと思います。
ですから、私もAmazonプライムやNetflixあたりで配信されるようになれば観るつもりでいます。

「全然面白くなかった…」とがっかりされて、低評価のレビューを書き込んでいる方々は、期待値が少々高すぎたのではないでしょうか。
「最高のエンタメを作る!ディズニーを超える!」と言った西野の言葉を信じすぎて、「これのどこが最高やねん!」とツッコミを入れずにはいられなかったのでしょうね。

日本人は誰しも幼少期から質の高いアニメを観て育っていますから、「最高!」とぶち上げたからには秀作レベルの出来では納得できないのじゃないかしら。


期待を裏切られた信者の方々はお気の毒ですが、西野みたいな内省することのない意識高い王国の自意識高過ぎる王様に、傑作は作れません。
内省することのない人間には哲学が無いからです。よって、その人の作る作品には思想性がありません。
己を掘り下げず、突き詰めない人間の創作物は思想性など持ちようが無いのです。
そんな男に期待する方がどうかしています。


と、大人は分かっているわけですよ。
けれど、まだ大人になりたてであったり、大人になりきれない若者たちにはそれが分からない。


ですから、無職の若者が失業保険を西野に貢ぎ果たすような悲喜劇が起こるのです。

ことの顛末はこちらのnoteが分かりやすくまとまっていますのでどうぞ。

こちらから→80プペルとカモられる若者


上記のnoteの中で、失業中の若者と併せて紹介された大学生の女の子が、answer記事として次のようなnoteを書いていました。(彼女には未来があるので、ご本人が実名を公開されていますが、ここにお名前は載せません)

この子って、私の息子と同い年なんじゃないかなぁ。そう考えると、胸が詰まるというか、もしも自分がこの子の親だったらと思うと、涙なしには読めません。

こちらから→「カモられる若者」として炎上している件について


「借金はしていない」「私は10万円と労働時間で信用を買いました」と言うけれど、親は娘にそんなことさせるために高いお金を払って大学にいかせてるわけじゃないのに。
その10万円の原資は、まさか親からの仕送りじゃないよね?
親が汗水垂らして働いているお金を、「働く側がお金を払う文化」だからと、サロンで浪費しちゃってるの?

もし「親からお金はもらってない。自分でバイトして学費も生活費も自分が払っています。西野サロンに払うお金も、もちろん自分の稼ぎです」ということであれば、何も言うことはありません。自分の責任において、自分の甲斐性でしていることだったら口は出せません。

だけど、そういう学生なら1円の大切さ、100円稼ぐことの難しさが身に染みているので、こんなバカなお金の使い方はしないでしょう。

自分のお金じゃないから、あるいは簡単に手に入れたお金だから、こんな道楽に使えるんです。


「こんな未来にしたいよね」と語り合える仲間と、「社会を変える」という目標を持って、「信用を得るために挑戦」することは高揚感をもたらしてくれるでしょう。
「お金を払って仕事をする」というサロン内の文化を疑問を感じず受け入れてしまうのは、意識は高いけれど能力とスキルは低いからですよね。
何より、自分の置かれた立場に疑問も持てないほど視野が狭いからですよね。


スキルと自己評価の低い人間たちの大好物は、「夢」という餌です。
彼女も現実では何の才能もなくて、誰からも一目置かれていないのでしょう。そんな活躍できない若者たちが集まったサロン内では、居場所があると感じられる。
「私もここに居ていいんだ」と思える。だってサロンは自分と同じような能無しの集まりだから。

気持ちいいでしょうね。
サロンの中で西野の言うことを聞いていれば、現実で楽しそうな人たちが知らない世界を自分たちは生きているのだと信じられるし、西野が言うような新しい世界が未来には来ると信じていられる。自分はその新しい世界と新しい法則に気づいている一人なのだと、自分を特別視できるから劣等感からも目を背けていられますね。

大学で真面目に勉強したり、バイトに明け暮れたり、恋愛に忙しかったり、大学のサークル活動や合コンに勤しんだり、普通の企業でインターンしている同級生がバカに見えるでしょう。時間を無駄にして、人生を台無しにしているのはあなたの方なのに。


このnoteを書いた時点で大学3年生。では、今年の春には4年生になり、就職を考えなければなりませんね。

こんな風に、ネットに実名顔出しでバカを晒していると、まともな就職口は無いでしょう。
え?普通の就職なんてしない?
信用が貯まっているから大丈夫?仲間が助けてくれる?

本気ですか?
狭いコミュニティ内の信用は実社会では何の役にも立たないのに?
むしろ「西野にたぶらかされた、影響されやすい情弱」の烙印を押されているのに?
仲間も全員あなたと同じような低スキルで何の才能も無いモブなのに?


「こんな未来にしたいよね」とあなたたちが語り合うような未来など来ません。
何故なら、人類の文化は変遷し、文明は発展し、社会は成熟してゆくけれど、人間という存在の本質は変わることがないから。

西野みたいな優れたカリスマ性のある詐欺師はいつの時代にも居たし、あなたたちのようなカモも変わらずに居るから。

西野が言っているようなことは、西野がやっているような手法は、パッケージが変わっているだけで昔から在るものだから。


大学生で居られる間にこそ読むべきはプペルなどのちゃちな感動ポルノではなく、不条理を描いた骨太の古典文学ですよ。
古い小説を読めば、人間の変わることのないどうしようもなさが分かりますし、現実とはいつだって残酷で退屈なのだということも分かります。

その残酷さに向き合った者だけが成功を掴み、退屈さから逃げなかった者だけが幸せを手にするのです。
早いところ夢(サロン)から脱出して現実の不条理に対する耐性を身につけなければ、10年後のあなた方は間違いなく無知蒙昧の貧困層に身を落としているでしょう。


などということを、彼女のnoteを読みながら考えました。


こんな風に頭が悪くて性格の良い女の子を見るのは辛いです。
搾取されやすいから。そして、搾取されていることに気付きもしないから。

この女の子が若さゆえの過ちを恥じてnoteを消す日が、どうか1日も早く来ますように。