◇それはどんな形なのでしょう


こんにちは。
紹介が遅くなりましたが、寄稿記事が公開されています。

こちらからどうぞ→恋人を交通事故で失った美人モデル 彼女は何を失い、何を得たのだろう


この記事は、知人の息子さんが急逝したことに思いを馳せていて書きました。
突然の訃報に驚いていた時に、「レオン」を観ることになったのです。

「レオン」は、最近映画を観ることにハマっている娘のリクエストでした。
英語のリスニングスキルの向上と言いますか、娘はリスニングの成績がふるわないので、先ずは英語を聞くことに慣れるために熱心に映画を観るようになりました。

「レオン」は塾の先生のお薦めだそうです。


正直私は気乗りしませんでした。「レオン」は私が学生時代に劇場へ足を運んで観たのですが、好みに合わず、面白くなかったと記憶していたので、もう一度観たいと思えなかったのです。

レオン 完全版 (字幕版)
マイケル・バダルコ
2013-11-26




リュック・ベッソン監督作品は「ニキータ」が好きでした。

ニキータ (字幕版)
チェッキー・カリョ
2013-11-26



けれど、娘に付き合っていざ観始めると、とても面白くて驚きました。
「完全版」には、劇場公開当時は未収録だったシーンが含まれていたこともあり、ストーリーが新鮮に感じられましたし、レオンを演じるジャン・レノとマチルダを演じるナタリー・ポートマンのチャーミングな演技にも惹きつけられました。

そして、エンディングに流れるStingの「Shape pf My Heart」




エンディングはStingが歌っていたことも曲名もすっかり忘れていましたが、聴いた途端に当時の記憶が蘇り、その声がStingであることも、「Shape of My Heart」という曲名も思い出しました。
大学に入りたての学生であった頃の印象的な思い出とともに。

Stingの哀愁あふれた歌声を聞きながら、知人のことを考えていました。愛する存在を失って傷ついた人の心はどんな形をしているのだろうと。

そして、記事に書いた亜弥さんと、彼女の恋人だった松ちゃんのことも思い出したので、書くことにしました。


亜弥さんの個性的な美貌は、強いていうならスーパーモデルの一人、デヴォン青木さんに似ています。

スクリーンショット 2020-11-04 10.17.23
(写真はPinterestから)

好みが分かれる顔ですよね。私は亜弥さんを素晴らしく美しいと思っていましたが、私の友人の真里はそう思わなかったようです。
確かに万人ウケする顔では無いし、流行りの顔でもなかったけれど、ファッションモデルとしてステージに上がっていたのですから、彼女を魅力的だと考えた人は多かったはず。

デヴォン青木さんにロングヘアが似合っているように、亜弥さんもロングヘアが似合っていました。
マチルダボブは彼女に全く似合っておらず、せっかくの美しさが損なわれるようでしたが、ぱっつり切りそろえられた髪の短さと痛々しさに、恋人の死に傷ついた彼女の心の様子が表れていました。


美しくて魅力的な彼女は、恋人を失ってから数ヶ月で別の男子学生と一緒に居るようになりましたが、薄情だとは思いませんでした。
彼女はまだ若く、生きていかなくてはいけないのだから。そして、人の心の穴は他の誰かの心でしか埋めることはできないのだから、傷ついた人はいつまでも一人でいるべきではないのです。
孤独の中では、喪失の傷はえぐれたままになってしまいます。


息子さんを亡くされ、突然の悲しみに襲われた知人は、今は周囲との関係を絶っています。
今はまだ誰にも会いたくないし、何も聞かれたくないのでしょう。私も距離を置くしかありません。

けれど、知人もまだ若く、これからも生きていかなくてはなりません。
いつの日か立ち上がり、前を向いて歩き出すことを願っています。