◇今は遠い夢となった香港を思い出して


こんにちは。
寄稿記事が公開されたタイミングと子宮系教祖の再婚発表が重なってしまったので、寄稿記事の紹介が遅くなってしまいました。

公開された記事はこちらからどうぞ→変わりゆく香港と変わらない若者の自由な生き方


近頃めっきり香港関連のニュースが減ってしまいましたが、一時期香港の若者たちが中国に対し激しく抵抗しているニュースが頻繁に流れていましたよね。
それらのニュースを見ていて、中国に返還される前の香港人たちも、あの頃中国をひどく恐れていたなぁと思い出して、この記事を書きました。


20世期の香港は輝いていましたね。香港映画は面白かったし、街も魅力的で、夜景は100万ドルの夜景と言われて、その豪華さと美しさが有名でした。
私は小学生の頃に家族で観光旅行に行き、昼間の香港は「汚いところだなぁ」と思ってしまったのですが、夜の夜景の美しさにはただただ圧倒されて、目に焼きつきました。

あの頃は圧倒的世界一と言われていた香港という都市の夜景も、今では世界中の大きな都市が華やかな夜景を誇るようになって、以前ほど目立たなくなりましたよね。

中国が支配を強めるに従って、金融センターとしての地位も低下しました。
今の香港の魅力って何なのでしょうか。


私が留学していた頃のロンドンには香港人が大勢いたけれど、「中国に返されたら、香港は今までの香港ではいられなくなる。自由がなくなる」と皆一様に恐れていたのを覚えています。
当時の私にとっては他人事でした。
香港の人たちにとってはお気の毒だけれど、日本には関係がないことだと思っていたのです。

あれから20数年が経った今は、とても他人事だとは思えません。
香港の若者たちが恐れを抱くように、私も周辺国に触手を伸ばす中国を恐ろしいと感じています。
そして、当時の香港人たちの懸念が現実のものとなったことも残念に思っています。


2000年代初頭の中国は「最後の成長市場」と呼ばれ、世界中の企業が中国に投資をしました。
身近にも「これからは中国の時代だ!」と鼻息を荒くして、家族を連れて中国移住してしまった人たちもいました。
果たして彼らは今自由に生きられているのでしょうか。


「そのうち必ず民主化する」「市場を解放する」「香港も50年は自治を認める」と言いながら、その約束を反故にし、世界中から富を強奪して異形の大国へと育ってしまった中国に対し、あまりにも香港の若者たちは脆弱です。
そして香港から自由と民主主義を奪っていく中国に対し、他国もこれといった手は打てないでいる。


私も見ているしかありません。
香港と台湾がこれからどうなっていくのか注視しています。

「あの頃はよかったなぁ」なんていくら言っても、もう何も戻っては来ないけれど、どれほどの弾圧を受けようと、人が自由を求め続ける心が死ぬことはないと信じています。