◇トラップカード発動!


こんにちは。ベランダに洗濯物を干しただけで汗が流れ落ちます。今日も恐ろしいほどの猛暑です。

さて、ご紹介が遅くなりましたが、寄稿記事が公開されておりますので、まだお読みでない方はどうぞ。

こちらから→情弱ビジネスに手を出しお金を毟り取られた私が正気を取り戻す話〜遊☆戯☆王〜

*寄稿先のメディアが閉鎖された為、リンクは解除しました。
現在、記事を読むことはできません。


先週末は用事があり、高知にちょっとだけ帰っていたのですが、この記事はタイミング悪く出発する日に公開されたため、ゆっくりとブログを書く余裕がなかったので紹介が遅くなりました。


私はLIFEBOOSTERさんへの寄稿記事で、これまでにも私が引っかかってしまったビジネスセミナーの話をしてきましたが、そのセミナーの話はこれで最後です。


それは、「物語を売る」(仮名)という名のビジネスセミナーでした。

上記3つの記事に出てきた男たち。失業中のレオ、コンサルティング会社経営の上杉、中堅大学の准教授である田嶋の3人は、「物語を売る」セミナーの参加者たちで、私を合わせた4名で朝から夕方まで3日間のセミナーを受けました。

5人以上の参加者が集まらなければ開催されないと聞いていたのに、4人しか居ない時点でおかしかったですね。


セミナーでは営業力、表現力、プレゼン力を伸ばすワークをしました。
知人からは「ゆきさんのやりたいことに役立つはず」と言われて参加したのですが、私が考えていた内容とは異なるものでした。

本当はセミナー1日目から、「思ってたんと違う」とがっかりしていたのですが、失望感を誤魔化してプレコースは最後まで受講しました。

何故なら、その3日間のセミナーに15万円も払っていたからです。1日目が終わった時点で、もう5万円分を使ってしまったのですから、今更「お金を無駄にした」と認めることはできません。

それに、SNSにはセミナーの昼食時にホテルの展望レストランで撮影した写真を投稿し、友人たちから「いいね」を集めていたこともあり、引っ込みがつかなくなっていました。


そのセミナーでは、傾聴のワークやクロージングのワークというゲームのようなことをしました。
私を含め、誰もそのワークでは結果を出せず、講師である増田(仮名)に欠点や反省点をあれこれと指摘され、私たちは「なるほど」と頷きます。

でも、これも考えてみたらおかしい。
何故なら、「これは傾聴のワークですから、まずはお客様役の人に喋らせ、こちらは会話の内容によく耳を傾けながら、お客様のご要望とこちらが必要な情報を引き出してください」というルール説明が事前に無いのですから。

ルールの説明がないまま、ただ「お客様役の人がお店に来ますから、保険の商品を販売してください」と言われます。

だから一生懸命商品の説明をしていると、

「全然ダメですね。実は、これは傾聴のワークでした。なのにあなた方は自分が喋ってばかりで、全くお客様の話を聞けていません」

と言われるのです。

どうすればそのゲームでは勝ちなのか、どのようにプレイするのかというルール説明がないままゲームに参加させられて、「あなた方はちゃんとできていません」と言われるなんてフェアじゃない。


他にも、「営業役の人は最新型のiPadを飛び込み訪問で販売してください。売れなくても相手が玄関を開けてくれたらOKです。ただし、お客さん役の人は絶対に玄関を開けないという前提でワークしてください」などと言う。
営業役になった人があの手この手と知恵を絞り、お客さん役の人が遂に玄関を開けようとすると、増田が割って入って

「本当に開けていいんですか?厳しく対応してくださいね」

とお客さん役の人に言い、ゲームの流れを変えてしまう。つまり、絶対に勝てないように仕組まれているゲームを私たちはやらされていたのです。

私が、「では、どうすればお客さんに玄関を開けさせることができるのか、増田さんがお手本を見せてください」と聞いてみると、「それはできません。私が答えを教えてしまうと、どうすればいいのかを自分で考えなくなってしまうからです。皆さんが私の真似をするようになってはいけませんから」と言われました。

何のことはない。勝てないように仕組まれたゲームに正解なんて始めから無いのですよ。


これは後から気づいたことで、セミナー受講中にそのカラクリは見破れませんでした。
私はそんなものに15万円も払ってしまったわけですが、その後追加で15万円を払い「物語を売る講師認定セミナー」にも申し込みました。
セミナージプシーのレオは講師である増田から軽く扱われたことで気分を害し、早々に別のセミナーへと流れて行きましたが、上杉と田嶋は私と同じように講師認定セミナーにも参加しました。

その講師認定セミナーで次に知り合ったのが、以下の記事に書いた聡子さんです。


自分の頭で考えない女はネット起業で成功できない話〜ワーキングガール〜


セミナー講師である増田と、上杉と田嶋はクズですが、レオと聡子さんはいい人でした。ただ、彼らのように性格が良くて頭が悪いと情弱ビジネスの世界ではカモになってしまいます。

私が二人のようなセミナージプシーにならず、情弱ビジネスという仕組まれたゲームから抜け出せたのは、性格が悪いからです。

素直じゃないから詐欺師の言うことを鵜呑みにできないし、意地が悪いから裏を読もうとするし、頭に血が上りやすいので泣き寝入りもできません。

私は頭に血が上るほどに頭の回転が速くなるので、様々なトラップを仕掛けて増田を翻弄した後、返金にも応じさせました。

増田はセコい人間で、彼は私を取るに足らない人間だと馬鹿にしていたので、お金だけ巻き上げて捨てようと考えていることは明白でした。
ならば、増田が無視することができない人物に手を回して協力して貰えば良いと考えたのです。

講師認定コースは既に半分受講していましたから、未受講の代金としておよそ半額が返ってきました。
たかだか7万とはいえ、お金に困っている様子だった増田には痛かったでしょうし、バカにしていた女に負けたのは屈辱だったはずです。

30万円のうち23万円は失いましたが、こうしてブログや寄稿記事に体験談を綴ることで、すでに数倍のお金を取り返しました。



私は無知と焦りゆえに、いつの間か情弱ビジネスのゲームフィールドに立たされていました。
ゲームのカラクリとルールが分かるまでは一方的にやられるばかりでしたが、それらを見抜いて相手の手札と攻撃パターンも読めてきたら、次は「俺のターン!」です。





遊戯王デュエルモンスターズは、もう成人している息子が小学生の頃に遊んでいました。
私が好きなモンスターカードは「もけもけ」という最弱のモンスターです。

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普段はボケッとしていて弱いのですが、怒らせると怖く、怒り始めると攻撃力が10倍に跳ね上がって最強モンスターの一つに化けます。

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最弱だと侮り、舐めてかかると負けますよ。