◇良いお年をお迎えください


こんばんは。
今年最後のブログ更新です。


早速ですが、寄稿記事が公開されております。恐らく年内に公開される記事はこちらが最後になるかと思います。

まだお読みになっていない方はこちらからどうぞ→情弱ビジネスの世界では、頭が悪くて、誠実な知人は、ただカモにされるだけだった


既に公開されてから数日が経過しておりまして、早くブログでも紹介しようと思っていたのですけれど、年末も近づき何かと忙しいのとパートでくたびれ果てているのとで、なかなかタイムリーに記事を出せませんでした。

私は家に閉じこもる生活が性に合わないので外で働くこと自体は好きなのですが、もう40代も半ばに差し掛かっているため体力が無いんですよね。今のような生活の仕方では疲れ過ぎてしまうのと、原稿の依頼本数も増えていますので、書く時間を捻出するためにも来年は働き方を少しばかり見直したいと考えております。


さて、今回の寄稿記事ですが、私が7年ほど前に受講したビジネスセミナーで知り合った人物を題材に取り上げました。

レオのモデルとなった男性は他人を欺ききれない良い人でしたが、書いた通り「何をやっても上手くいかない男」でした。けれど、本人だけは「俺はこんなものじゃない」と現実に満足しておらず、自分ではない者になろうとして間違った努力を重ねていたのです。

折角の割増退職金も様々なセミナーを受講することであっという間に使い果たしてしまったようで、奥様に厳しい目を向けられていると言ってましたね。
結局生活費を稼ぐために専業主婦だった奥様はパートで働き始め、彼自身も小さな会社に再就職したのですが、地味に働く一方でコンサルタントとしての成功を夢見て気取ったプロフィール写真を撮ったり、コンサルティング会社のHPを作って(どこにでも書いてあるありふれた内容の)記事を書いたり、それっぽいWebメディアにお金を払ってインタビューしてもらい、(自称)経営者として企業経営の(薄っぺらい)極意を語ったりしていました。

村上春樹風に表現すれば、彼は少なからず他人を哀しい気持ちにさせるタイプの人間でした。ある種の人々は彼のような人物が目の前に居ると苛立たしさを感じずにいられないでしょう。


今回の記事の元々のタイトルは、「華やかな夢を見る華のない男〜ダンス・ダンス・ダンス」だったのです。





私はこちらのメディアに寄稿するにあたり「個人の体験談で、かつ男性向けの読み物をお願いします」という注文を受けまして、どうしようかと考えた末に、私のお気に入りの一冊である又吉 直樹さんの「第2図書係補佐」を参考に書くことにしたので、毎回本と絡めています。




ですから、渡した記事のタイトルには必ず記事を書く上で念頭に置いた本の題名をくっつけていましたが、今回の記事については「より広く読まれるように」との判断からタイトルが変更されました。
私はSEO対策だとか記事の拡散について考えるのが苦手な為、そういうことは正直よく分かりません。なので編集さんや運営の方にお任せしております。


私が参加したセミナーは、10時〜17時まで3日間セットのセミナーで15万円でした。
1日あたり5万円ですね。高いでしょう?
場所は大阪だったので、かかったお金はセミナー代だけではありません。大阪までの交通費に宿泊費、昼食はセミナー代に含まれていましたがセミナー後の夕食を兼ねた懇親会(飲み会)には別払いでお金が必要でしたので、合わせて軽く20万円以上は使ってます。

そこまでがプレ講座でして、更に追加で15万円を払い本講座を受講するとそのセミナーの「認定講師」になれるのですよ。

セミナービジネスについてご存知の方は「認定講師出たっ!」て思ったでしょw
情弱を引っ掛けるエサとして広く使われているのが「認定講師」の資格です。
結局私は認定講師証は貰わず、プレ講座の修了証のみ受け取っていますが、トイレの紙にもならないゴミです。


プレ講座の受講を勧められた時、「今受講すれば15万円だけど、数ヶ月後には50〜70万円に値上げする」と煽られました。セミナーのその後を追ってみたら、結局は値上げどころか逆に内容を簡略化して5万円まで値下げしていましたwが、その話はまたの機会に。

私は当時立派なカモだったので本講座にも当然のように申し込み、そのセミナーの認定講師になろうとしました。
人間とは現状に焦り、お金が無い時ほどなけなしのお金をはたいて妙なものに「投資」しようとしてしまいます。

目が覚めるまでに若干の時間を要したものの、途中から講師に対し不信感を抱き始め、一度そのように感じ出すと講師の言動の矛盾や齟齬などのボロが次から次へと目についてしまい、遂には我慢できなくなって解約と返金を求めたのです。

講師は私のことを虫ケラのように思っていたので返金願のメッセージは既読無視を決め込んでいましたが、ずる賢さでは負ける気がしなかったので「てめぇ、私が黙って泣き寝入りすると思ってんじゃねぇぞ」と悪知恵を働かせ、きっちり追い込んで未受講だった講義代金については返金させました。
この時に限らずなのですが、



下衆に舐められてカッと血が上ると冴えるんですよね、私の頭。( ̄∇ ̄)ウフッ



ま、その辺りについてもそのうち書くかもしれません。


下らないものに大金を払って馬鹿みたいではありましたが、人間観察が趣味の私にとっては、その講師を始めセミナーで出会った人たちはそれぞれに味わい深くそれぞれがいい素材(記事のネタ)です。
また、実際に自分が参加し、実地で経験したからこそセミナービジネスの手口も良く分かりました。

そう考えれば惜しくない経験でしたね。今後一人ずつ血祭りにあげ…、いえ、経験したエピソードを順次皆さんに楽しんで頂ける読み物に仕上げ、セミナービジネスの内幕を暴き立てていきたいと考えております。


ただ、寄稿記事が毎度セミナーものでは直ぐにネタも尽きますし、私も書くのに飽きてしまいそうですので、他にもこれまでの人生で体験したり見聞きした様々な出来事、出会って来た色んな人たち、読んできた本や考えさせられた言葉についてとりとめもなく書いていきます。
来年も引き続きお読みいただければ嬉しく思います。


ブログの方もこれまで通りに書いていきますので、全国のウォッチャー仲間の皆さん、来年もSNSを通じて楽しくお喋り致しましょう。

それでは、これから一段と寒くなりますが、風邪などお召しになりませんように。

皆様も良いお年をお迎え下さい。