◇心屋、天宮、八木さや


こんにちは。冬の訪れを感じる寒さです。
さて、早速本題ですが、今子宮系ウォッチャー界隈で時の人がいるのですよ。

壱岐島移住をほんのり考えている八木さやファンの、42歳独身女性。
派遣社員としてサービス業に従事、手取り月収は15万円。福岡にお住まいで、アラフォーになってからようやく実家を出て、今はご本人曰く「安いビジネスホテルの匂いがする家賃3万円のボロアパート」で一人暮らしをされているそうです。
典型的な貧困氷河期世代ですね。


私が彼女の存在を知ったのは例によってTwitterから。少し前から5ちゃんねるでも話題の的だったそうですが、生憎と私は5ちゃんを見ないので、情報源はTwitter民の皆さんです。

「ロマンスさん」と呼ばれているその女性を、私は「誰のことなんだろう?」「みんな何のことでそんなに盛り上がっているんだろう?」と不思議に思っていたところ、彼女の顔と名前を貼っているツイートを目にしてFacebookで検索したら、



おぉ、確かにこりゃすごいなΣ(゚д゚;)



と、納得いたしました。
目に入ってしまったからには何かを書かずにはいられない人です。なるほど、だからウォッチャーの皆さんも彼女の話題で持ちきりだったのですね。道理でTwitterと掲示板が賑わうはずだ。


何がすごいって、既に随分前から手口が知れ渡っているFacebookの国際ロマンス詐欺に周回遅れで引っかかる情弱ぶりと、コテコテの手口に「私恋してる!」「外国人の彼氏ができた!」「結婚するかも!」と舞い上がっている様子から、とうとう詐欺と分かってハートブロークンな結末に至るまでを仔細にブログで発信…。
まだではまあ良いのですが、注目なのはその後です。詐欺に騙されていたと知っても諦めきれない胸の内を連綿と綴り続けるのですよ。



ブリザードのように吹き荒れる中年女の孤独が痛い



ですよね。。。
こちらの小説を思い出しました。

恋愛中毒 (角川文庫)
山本 文緒
角川書店
2002-06-25



ご本人の意識では愛の嵐に揉まれていたようですが、実のところその嵐はただ肌を刺すほどの孤独が吹き荒れているだけなのです。その寒々しさにはいっそ迫力を感じるほどです。
普通に考えて、アメリカのイケメン軍人がパッとしない中年日本人女性にSNSの写真と片言のやりとりだけで恋するわけがないじゃないですか。SNSロマンス詐欺の手口を知らないほど情弱であったとしても、年齢相応の常識があればお粗末な罠に引っかかるはずがありません。

彼女も、もしかしたら10年前ならそんなものに引っかからなかったんじゃないでしょうか。
けれど、非正規雇用で不安定な仕事と収入、貯金は無く、気が滅入るような生活の中で独り身のまま40歳を過ぎたことで、身の内に凄惨なまでの孤独を育ててしまったのだと思うと他人事ながら身震いがしてきます。
彼女を話題にしてるウォッチャーの皆さんも、実のところ笑っているけど笑えない心境なのでは?


お粗末な恋の顛末が掲示板やTwitterで話題になって、1日のブログアクセスが1万PVを超えたことに喜び勇んだロマンスさん。
「これは八木さやちゃんのお財布を買ったから運が開けてきた」だの「自分を癒すためにブログセラピーして、自己開示してたらファンがついた」だのと錯覚を起こしているようなので、痛々しさを見かねた方が「掲示板などで晒されているからですよ」とコメントをしたら、「アンチ出てきた。余計な世話。忠告するくらいなら見るな」などと言い放ち、むしろアンチが出てきたことを「これで私も芸能人のようなもの」と開き直っているのですが、いやいや…



それアンチじゃなくて親切なウォッチャーだからね…



確かに痛い人だしキャラも濃いけど、彼女にはアンチがつくほどの魅力も実績も無いんですよ、残念ながら。



アンチがつく人ってファンもいる人なのよ



これは、信者ビジネスに手を出そうって人はぜひ覚えておいてくださいね。どんなに大勢のウォッチャーから注目を浴びても、ファンの居ない人にはアンチも出てこないのです。
信者ビジネスって、信者と言われるレベルで盲目的なファンを獲得し、まともな判断ができない状態のファンたちに価値のない商品やサービスを高値で売りつけてお金を巻き上げるという業の深い商売です。
肝心の「盲目的なファン」が居ない場合は、当然お金も動かない。お金が動かないなら社会的に害をなす存在とは言えず、批判のしようがありません。つまりね、一言で言うとただの雑魚なのですよ。


「ああいう人(雑魚)はブログアクセスに貢献すると喜んじゃうから控えよう」という声も上がりますが、私は大いにアクセスに貢献して彼女のブログを遡って読んでみましたら、彼女が孤独と貧困に追いやられた過程が浮かび上がってきました。

彼女は過去に破産しているそうです。低賃金とは言え一応ちゃんと働いていて、地方在住で、実家暮らしだったのにどうやって破産するのかと不思議ですが、どうやら八木さやに心酔する前は心屋仁之助や天宮玲桜という他のスピリチュアルビジネス教祖にハマっており、高額な有料サロンやイベントに幾つも参加してお金を溶かしているのです。

そして、破産後は専業主婦生活を夢見て40歳目前から婚活を始めるのですが、結婚相談所も入会費が数十万と高額なサービスを選んで散財を重ねます。
結局若くもなくお金もない彼女は何度マッチングしても思うようにことが運ばず婚活に挫折。結婚を諦めたあたりから八木さやのように「自分ビジネス」で身を立てることを夢想するようになります。


常軌を逸していく娘を心配する両親を煩わしく思い、実家を出て一人暮らしを始めるも待ち受けていた現実は厳しいものでした。
月収は15万円。懲りることを知らないので八木さやの「自分ビジネス講座」やグッズを買い込み、支払いが追いつかず月々の収支は赤字に陥っているそう。八木さやの自分ビジネスオンライン講座(3万8千円)にはお金を払っているのに、3万円の家賃は滞納し、食べることもままならないとまで書いています。
ちなみに現在の月収15万円の仕事は今までしてきた中で一番良い仕事だそうですよ。


…ため息が出ますね。
だって問題なのは低収入ではなく、お金の使い道の方だから。


彼女は「次のステージに上がるため」に投資してきたつもりのようですが、「覚悟した気分」に大金を突っ込んでは溶かして蒸発させているだけ。
スピリチュアル詐欺に引っかかって既にお金が無かったので、結果的に今回のロマンス詐欺師にお金を騙し取られるには至りませんでしたが、彼女は今後も結婚詐欺にあっさり引っかかりそうです。

ただ、この秋の間偽りのロマンスに夢中だったおかげで、八木さやの自分ビジネス講座が放ったらかしになったのは彼女にとって幸いでした。


多分ですけど、もし詐欺師との妄想ロマンスに夢中になっていなかったら、子宮系女子たちの壱岐島移住ブームに乗って、彼女も今頃は会社を辞めて島移住しちゃってたのではないでしょうか。
彼女は今の貧困生活に疲れていることで自然豊かで静かな生活に憧れ、壱岐島で癒されたいとの願望があるようですが、既に移住していている方々のような「お金ないけど壱岐島にさえいけば何とかなる!」という向こう見ずさは無く、「自分ビジネスでやりたいことも特に無いので、もし壱岐島に仕事があるなら移住したい」「まずは日雇いでも良いので短期の仕事をしながらのショートステイがあれば」という比較的堅実なお考えのようです。


彼女は派遣とは言え仕事を辞めておらず定収入があります。雇用契約はあと2年残っているそう。
いざとなれば帰れる実家もありますし、方々で滞納している支払いがあるようですが、今のところ大きな借金を背負っている様子は無いので、勇んで移住してしまった人たちに比べたら生活を立て直すのは難しくありません。スピリチュアルビジネスと縁を切ればいいだけなのですから。
それが難しいのでしょうけど…。


既に壱岐島に移住した子宮系信者の生活の実態は、山田ノジルさんがお書きになった通りです。

こちらから→大好きだった姉が子宮系を信じまるで別人に。絶縁状態の結末


一方でロマンスさんはこの数ヶ月幻の恋人に夢中にさせられていたことで、少なくとも無謀な移住を企て今よりも一層酷い貧困に追い込まれる事態には至っておりません。そう考えるとロマンス詐欺師に救われましたね。


それにしても、妊娠中にも関わらず幼子を二人連れて壱岐島に移住したシングルマザー(愛称は「存在アート」)さんと言い、飲尿夫婦といい、ロマンスさんといい、近頃は壱岐島の移住者や移住希望者にキャラの濃いのが多くて、肝心の八木さやの存在感が薄いですね。

小指の欠けたお爺さんとの冬の枯れ木のように乾いた恋愛も、ロマンス詐欺師との妄想ロマンスに比べたら面白味と話題性に欠けています。
重大発表があるようなそぶりでいよいよ市長選にむけて動くのかと思ったら、また「似非霊能者として御まん託で一儲けします!」という宣言でした。


おーい、「自分ビジネス党」を結党して、先ずは壱岐市長になって、ゆくゆくは内閣総理大臣になり、果てはアメリカ進出して大統領になるんじゃなかったのかよ。
あんだけブチ上げてた勢いはどーしたよ。(ノ`Д´)ノ

八木さやは雑魚じゃ無いけど、小物っぷりにガッカリさせられてしまいました。


もしかしたらロマンスさんもやがて目を覚ますことがあるかもしれないので、ここに名前と顔写真を貼ることはしません。
ですが、ロマンスさんが誰なのかまだ知らない方のためにリンクを貼っておきます。

こちらから→ロマンスさんのブログ


これでまたアクセス数が上がったと喜ぶことでしょうが、ブログのアクセス数が上がったからと言ってファンを獲得したわけでは無く、収入にも結びつかないと知れば自分ビジネスも早めに諦めるざるを得ないでしょう。