◆季節にふさわしい装いを


今週は長かったGWが終わり、日常が戻ってきましたね。
GWが終わったと思ったらグッと気温が上がり、日中は初夏を感じる陽気で季節の変化を肌で感じます。


ふと気がつけば、私がこの地へ来てから一年以上が過ぎ、仕事に就いてからも一年が経ちました。
今まで引っ越しはなんども経験したけれど、どこに住んでも最初の一年目は戸惑うことばかりで、一年が過ぎる頃にやっと「その土地で生きていく上でのルール」が分かり、ルールを弁えた振る舞いできるようになると馴染んでいきます。


私は元々着道楽ですが、今年の春夏はクローゼットの服を一新しました。
何故なら、それまで私のファッションはこの街で若干浮いていたのです。特に夏の間は、私の通勤時の服装を見た同僚からいつも「リゾートみたいね」と言われていました。
太陽が燃えていて、うんざりするほど夏の長い高知では、涼しくて動きやすいリゾートファッションが気持ち良かったのです。

高知に住む人たちには独特のファッションセンスがあり、県外から訪ねるとギョッとするような服装の人たちも珍しくありません。一言で言えば、「自由」です。
例えば東南アジアであったり、アフリカや南米で好まれるような色柄の鮮やかなファッションで外を歩いている人も、既製服に独特のアレンジを加えた着こなしをしている人も、高知の風景には違和感なく溶け込んでいます。


けれど、今住んでいるところは高知と違い、老いも若きも概(おおむ)ね「きちんとした格好」をしています。
県民の気質的に奇抜さが好まれず保守的であるのと、そもそも空の色が薄い土地では色鮮やかで柄のうるさい服装は景色になじまないのでしょう。
いいとか悪いとかではありません。それがここの風土であり文化なのですから。
一年が過ぎ、一通りの服を買い替えてようやく私も風景の一部になりました。それは決してつまらないことではなく、むしろ心地のよいことです。


さて、服装といえば、私には以前から常々不思議に思っていることがあります。
世に言うキラキラ起業女子やスピリチュアル起業家の女性達は、どうして揃いも揃ってノースリーブワンピースにカーディガンを着ているのでしょうか?
ワンピースは花柄率が高く、



没個性感がすごい



です。
彼女達はよくカリスマのセミナーに参加して集合写真を撮っていまずが、あれを眺めているとAKBが思い浮かびます。
AKBの衣装って、よく見ると一着一着みんな違いますよね。袖や襟の形だったり、スカートのデザインだったり、ジャケットの長さだったりで変化をつけているのだけど、



全体として見るとみんな同じ



に見えるという。
まあ、AKBの場合は統一感が計算されているわけですが、キラキラの皆さんはどういった意図で制服みたいに同じ格好をしているのでしょうか。

みんなと同じ格好をしていると、自分のセンスの無さが目立たないので安心するのかしら?


聞くところによれば、ノースリーブワンピにカーディガンの組み合わせは、キラキラ起業家の為のセミナーで奨励されているそうです。
さて、それを鵜呑みにするのはどうなのでしょう?

自分を魅力的に見せるために服を選ぶなら、お箸でつまめばたぷんと震えて柔らかく崩れそうな二の腕の持ち主は、ノースリーブよりも五部袖や七分袖の方がまだ似合うのではと思いますし、牛スジと一緒に煮込めば美味しそうなおみ足の方なら、足を見せるよりもいっそ着物をお召しにになられると素敵ではないでしょうか。


キラキラセミナー講師やコンサルタントを目指す彼女達は、些細なことでも「気づきがありました!」「学びがありました!」と年中ブログやSNSで報告していますが、その割には季節の変化には全く気がつかない様子で、装いに季節感を取り入れることを学ぶ気配もありません。


年がら年中ノースリーブで肩と腕を出してて寒くないのかしら?

それとも寒さにすら気がつかないほど鈍感なのかしら?


そうですよね。全てにおいて鈍感でないと、いい歳をした女がピースサインで写真に映るなんてことできませんよね。

大人の女性が毎回毎回写真を撮る度にピースサインですよ。自撮りでピースサイン、集合写真でピースサイン、いつだってピースサイン。なんなら右手と左手ダブルでピースサイン。
幼稚なポーズで写真に写れば、奮発したであろうせっかくのワンピースも台無しです。

多くのことを日々学ばれているようですが、「大人の女性としての振る舞い」は学ばなかったのですね。


かく言う私もワンピースは好きなのです。ノースリーブのワンピースも、ワンピースにカーディガンの組み合わせも、暑い季節にはよく着ています。

今年新調した服の中にはノースリーブワンピースもあるので、キラキラ起業家やスピリチュアル教祖の認定講師に間違われないよう気をつけなくっちゃね。(* ̄∇ ̄*)