◆壊れていく世界観フォトグラファーの世界


気になる人がいるんです。
あれは2015年の夏のこと。Facebookで初めて彼女と繋がった時から、私は彼女が気になりました。


その女性と実際に会ったことはありませんが、「彼女とは絶対に友達になった方がいい!すごく文章が上手な人だから、彼女のブログは必ず皆さんの参考になるはず」と、私が2015年夏に招致したハンドメイドセミナーの講師の方が言ったのです。

すでにブログには何度も書いていますが、あのセミナーはいわゆるキラキラ起業女子のセミナーでした。
講師である自称カリスマハンドメイド作家兼スピリチュアルヒーラー先生が教えてくれたのは、お粗末な信者ビジネスの始め方です。

その自称カリスマ先生が「お友達になっておくべき人」だとセミナーで紹介したのが、その女性でした。


「彼女はとてもブログが上手い。文章にセンスがある」

と自称カリスマ先生が絶賛したので、Facebookで友達として繋がってしばらくは、私も彼女のブログをまめに読むようにしていましたが、どうにも腑に落ちません。

その当時の私には、彼女の書いている文章が上手いとは到底思えませんでしたが、今なら分かります。
「文章が上手い」とはつまり、あの当時のキラキラ起業主婦たちが書いているブログのほとんどは文章も構成もグダグダで読めたものではなかったので、その中ではかなりマシな方という程度の意味だったのだということが。

文章術のセミナーを開催していたものの、彼女の肩書きはセミナー講師ではなく世界観フォトグラファーでした。



そんな職業ねーよ!



と、思いますでしょう?
けれど、ありもしない職業を肩書きに持つのがキラキラ起業の世界なのです。
キラキラ起業界には「強み発掘」というセミナーがあり、そこでは受講者が人よりほんのちょっとだけ上手にできることや、他者からの評価は関係なく、ただ自分がやりたいと勝手に思っていることをその人の「強み」だとして、その強みを活かした「商品」で起業するように勧めるのです。豚をおだてて木に登らせるセミナーですね。


今はスマホや高機能なデジカメのおかげで、写真についてもカメラについても全く勉強したことのないズブの素人が、ちょっと雰囲気のある写真を簡単に作れる時代です。
そのため「フォトグラファー」や「フリーカメラマン」を自称する人たちのなんと多いことでしょうか。

キラキラ起業女子たちも写真家になりたがる者は多く、「スマホで商品を魅力的に撮る写真術」というセミナーを売ろうとする人や、「あなたの魅力を引き出すプロフィール写真撮影会」というサービスを売ろうとする人が居ます。
彼女は後者のタイプでした。


しかし、ここでも私は解せません。「世界観フォトグラファー」と名乗るからには、彼女独自の世界観を発揮した写真を撮るのか、被写体の世界観を引き出す写真を撮ることに自信があるのだろうと思われますが、彼女がFacebookに投稿している写真に対して、私は特にこれといった個性も魅力も感じることができなかったのです。

ただ、文章も写真も首をかしげざるを得ないようなクオリティとはいえ、それはキラキラ起業女子としては普通のことなので、「気になる」ほどのことではありません。

私が気になったのは、当時が彼女が毎日Facebookに投稿していた自撮りです。
よほどの美女であっても毎日タイムラインに自撮りが流れてくるのは鼻につくものですが、彼女は破壊的なインパクトのあるお顔立ちで、「平均的な顔」よりも大分下の方に針が振れているからこそ鮮烈に目に焼き付きました。


私は今でこそFacebookをほとんど利用していませんが、当時はメインSNSとして活用していたため毎日必ず彼女の印象的なお顔が目に入り、その度に形容しがたい気持ちになったものです。

しかし、キッツイと感じたのは彼女のお顔だけではありません。何よりもまず彼女は子宮系にかぶれていました。
子宮委員長はるを筆頭に並み居る子宮系教祖たちとFacebookで「友達」になっており、言動にも子宮系の影響が見て取れました。

当時の私は子宮系女子たちを楽しくウォッチングする境地にはまだ至っておらず、子宮系に毒されているような人間には問答無用で激しい嫌悪感が湧いたため、数ヶ月も経たないうちにFacebookだけの繋がりとはいえ彼女と「友達」でいることに耐えられなくなり、友達リストから削除しました。


それでも自称世界観フォトグラファーさんは自称カリスマハンドメイド作家先生と仲が良かったため、先生と一緒に曼荼羅アート会だとか朝活女子会だとか高級ホテルでお茶会だとかランチ会だとかに頻繁に参加されており、まだハンドメイド先生と繋がりの切れなかった私のタイムラインには、彼女の独特な趣があるお顔と動向が上がってきました。
(世界観さんとハンドメイド先生はあんなに仲良しだったのに、今では縁が切れているようです。キラキラ起業女子たちの仲間意識や友情は砂団子のように壊れやすいですね)


その後私は自称カリスマハンドメイド作家先生と袂を分かち、キラキラ起業女子界に突っ込んでいた片足も引っこ抜いてネットウォッチャー街道を歩み始めるのですが、世界観フォトグラファーさんを含めた一時期繋がりのあったキラキラ起業家の皆さんの動向はひっそりと追い続けていました。
私は情弱搾取のキラキラ起業の構造に気が付いて以来、あの当時知り合ったキラキラ起業女子たちはもれなく夢破れるであろう未来を予見していたので、その成り行きと結果を実際にこの目で確認する為です。


ある時から、世界観さんはFacebookとブログの更新が止まりました。
そういうキラキラ起業女子は珍しくありません。あの頃毎日のように自撮り、ランチ会、お茶会、セミナー参加やセミナー主催など、「私ってキラキラしてるでしょ!」というハリボテの投稿に熱心で、「ファン作りのため」だと中身のないブログをせっせと書いていた人たちは、一人消え二人消えとネットの波間に姿が見えなくなりました。
活動休止を宣言する人もいれば、何も言わずに静かに消えていく人たちも少なくなかった為、世界観さんもフォトグラファーとして需要のない現実を突きつけられて挫折したのだろうと考えたのです。


しかし、予想は外れていました。
彼女が一時期活動をやめてしまった理由は、2015〜17年にかけて夫が不倫しており、2018年2月末に夫から2年に渡る不倫を告白され、彼女の方は関係の再構築を試みたようですが、夫の愛は戻らず離縁されるからのようです。


…特に驚きはないですね。


妻がキラキラ起業活動にのめり込んでいたら、男性には相当な負担であったことしょう。
妻本人には収入がないにも関わらず、投資だという名目で高級ホテルでのお茶会やランチ会や高額セミナーに貯金や生活費をつぎ込まれるのです。
しかもインターネットで実名顔出しして家族のプライベートを切り売りするのですから、たまったものではないでしょう。売れればまだいいですが、ほとんどの場合は売れもしないのでただ世間に恥をさらしているだけという有様です。


それでもキラキラ起業だけならまだ人生の軌道修正や家族の関係修復の余地がありますが、子宮系の毒が回っていてはどうにもなりません。
当の子宮委員長はる自身が当時の夫(岡田哲也)に愛想をつかされて離婚されているのだから、子宮メソッドを実践していれば夫は頭のイカレタ妻に恐れをなして逃げていくのは自明の理。
そりゃ家に子宮系モンスターがいたら不倫くらいするでしょう。世界観さんの元旦那様はまともな人だったということです。


私よりも熱心なウォッチャーで、世界観さんの言動をつぶさに観察されている方から情報を得て、このほど久方ぶりに彼女のブログを読みに行ったら、不倫されて離婚までされるというのにまだ自分が見えていないようでした。

夫は話し合うべき相手(つまり自分)や向き合うべき問題(自分とのパートナーシップ)から逃げた「悪い不倫」をしたと言い募っていましたが、子宮系女子と何をどう話し合えというのでしょうか。まともではない相手からは逃げるが勝ちでしょう。

夫との関係修復を試みたようですが、まず修復するべきはご自分のイカレタ頭だったのですよ。


今はまだ子供を抱え独りになったばかりで、傷ついたのと心細いのとで頭が錯乱状態にあるせいでしょうが、ブログを読んでいると「女で居たい」「女として愛されたい」「誰かにとって特別な存在になりたい」「男が欲しい」「セックスがしたい」という欲求と願望が胸焼けを起こしそうなくらい伝わってきます。

子宮系には若い頃から「モテ」とは対局にいた女性がハマりやすい。そして「男にモテたい!夫に愛されたい!セックスがしたい!」と願って子宮委員長の真似事をし、さらにモテなくなっていくばかりかパートナーまで失うのです。

世界観さんは、


「私はこれからビッチなシンママになる!」


と宣言されていましたが、ビッチは宣言してなれるようなものでもなければ、宣言などしては逆になれないものだと知らないのですね。
正真正銘のビッチは、「私はビッチ」だなんて口が裂けても言いません。
心とお尻は軽くても、口は重く閉ざして男たちに本心と実態は明かさないのが真のビッチたるもの。


愛に裏切られてうなだれる女は触れなば落ちん花ですが、その風情に思わず男たちが手を伸ばすのは美しい花に限ります。
新しいパートナーとしてまともな男が欲しいなら、世界観さんの取れる戦略はキラキラ起業から足を洗い、子宮系とは縁を切り、きちんと生活してちゃんと子供を育てること。
守るべきものを守りながらひたむきに生きる女の姿は人の心を打つのだから、きっと誰かのハートを捉えます。


女は美しく生まれつかなければ美人にはなれない。美しくなれる可能性を持った上で磨かれなければ美女にもなれない。

けれど、顔の造作や体つきのバランスなど関係なく、誰でもチャーミングな女性にはなれるのですよ。
いい男を魅了するのは必ずしも美女というわけではない。


誰しも身の回りに、「全然可愛くないのにカッコいい彼氏が途切れない、いつも愛される女の子」や、「本人は顔も体もおばさんなのに、旦那さんはすらりとして仕事もできるイケメン」や、「特にこれといった取り柄がない(ように見える)のに、素敵なお金持ちと結婚して優雅な奥様になっている人」の一人や二人居るでしょう。

逆に、「若い頃は絶世の美女だったのに、貧乏な不良と結婚して薄汚れた中年になっている女」や「昔は綺麗なだけじゃなくて頭も良かったのに、上手な歳の取り方ができず底辺層に居る元美人」も居るはずです。


人生はポーカーのようなもの。
一番最初に配られたカードに一通りの絵札やエースが揃っている人たちがいる一方で、切り札になるカードが一枚も配られない人たちもいる。
けれど、それぞれが手持ちのカードに人生を賭けて勝負するしか無いのです。

手札にジャック、クイーン、キング、エースのワンペアやツーペア、スリーカードがもともと揃っていた場合、それ以上の賭けに出なくてもある程度の強さで勝負ができるので、それで傲慢になり考えるのをやめる人もいるでしょう。

けれど、配られた手札がパッとしなくても、自分の状況でどの組み合わせなら揃うのか、どこまでなら賭けに出れるのか、どのカードを交換するのか、誰とだったら勝負できるのかを考え抜いた人たちが、最後はゲームに勝っていく。

2とか3とか6だとか、最初はクズみたいなカードしか持っていなかった人たちが、いつの間にか絵札以外のカードでフルハウスやストレートフラッシュを揃えているんですよ。

美人や美女になれるカードは持っていなくても、総合的に絵札に勝てる組み合わせのカードを揃えて魅力的な女性として愛され、幸せを掴む人は大勢います。


自称世界観フォトグラファーさんがもし本当に望むものを手に入れたいのなら、切り札になるのは女としての色気じゃなくて大人としての知性と分別。

何よりもまず、SNSやブログで愛されたいことや男が欲しいことを滲ませたり、性についてあけすけに語ろうとするのはやめることです。
磨き抜かれた美しさがあるわけでもないアラフォーの女が妙な色気を出しても、どこにも需要がありません。


「母親というだけじゃ嫌。私は女で居たい」という気持ちを持て余してどうしようもない気持ちは理解できます。
きっとその気持ち自体は世の女たちのほとんどが理解できるはず。長い人生の中で一度も女という病を患わない女はいないのだから。けれど、それは表に出さずに解決するのがご自身ため。


ブログやSNSで愛に飢えて色欲に狂った醜態を晒していれば、パートとは言えせっかく10年ぶりに就職したのに、職場の誰かがブログを読めばドン引かれて居場所を失うでしょう。

パートナーシップや性についてのセミナーに通うお金があるなら、いっそ主張ホストでも頼んでデートしてもらった方が、荒んだ気持ちがわずかでも潤い、落ち着きを取り戻せるのではないですか。


彼女は夫に不倫を告白されてから10kg痩せたそうです。自分では「若々しくなった」とご満悦のようですが、側から見ると「若々しい」というより「痛々しい」んですよ。
キラキラ起業家たちのハリボテ人生や狂騒には大いに笑えますが、明らかに病んでいる人間が人生を狂わせていく様は見ていられませんね。


まだあまりに幼いお嬢さんの将来を思って、一人の不器用な母親の顔写真をここに貼ることは控えましょう。

いつか正気を取り戻した彼女が下記リンク先のSNSを非公開にし、ブログも削除されることを彼女の可愛らしいお嬢さんのために願っております。
彼女には1000人近くの「友達」とフォロワーが居ますが、投稿に「いいね」はほとんどついていません。お話会など企画したイベントにも申し込みはほぼ無いようです。

決していいねを押さない人たちが何故彼女の投稿を読んでいるのか、いつか本人がその意味に気づきますように。



「彼女」の正体はこちらから→世界観フォトグラファーさん


「女」という性と「私」という自意識と「愛」という幻想に身悶えるのは女の性(さが)。
七転八倒しながら生きる女の物語は古今東西の書籍で言語化されていますから、セミナーに通うより図書館に通うのがおすすめです。


女という病 (新潮文庫)
中村 うさぎ
新潮社
2008-02-28



私という病(新潮文庫)
中村 うさぎ
新潮社
2014-11-07



愛という病 (新潮文庫)
中村 うさぎ
新潮社
2010-11-29