◆時代が変われば人間も変わる。ただ現実の見えなさ加減だけが変わらない


あぁああっついですね。
暑くてバテてました。でもいよいよ夏が来た実感のわくいいお天気です。


今週はブログの更新が遅くなってしまいました。
週に一度は更新しようと思っているのですが、今週は仕事が休みの日も何かと雑用で忙しく、気がつけばもう週末です。

久しぶりに勤めに出始めて忙しくはなりましたが、仕事にも人間関係にも新しい日常のリズムにもすっかり慣れてさほど疲れなくなりました。
40歳を過ぎていても1ヶ月そこそこで新しい環境にすぐさま適応することができるという人間の順応性の高さに関心しきりのこの頃です。


そんなわけで日々の生活が忙しく、ブログを書く時間はなかなかゆっくり取れませんが、「書きたい時に書く・書ける時に書く」のが個人の雑記ブログの原則なので、ゆるゆるとお付き合いいただければと思います。


さて、ここ最近のニュースで気になったものといえば、やはりオウム真理教の麻原彰晃を始めとした元教団幹部の死刑が執行されたことですね。
私の子供たちを含め若い子たちはオウム真理教なんて詳しく知らないでしょうし、このニュースに反応するのは私のような中高年だと思いますが、何だかしみじみと「平成が終わるんだなぁ…」と感じ入ってしまいました。

テレビや新聞では、「オウム真理教が改名したアレフが新規の信者獲得のため勧誘活動をしているので警戒が必要だ」と盛んに言ってましたが、私はさほど心配していません。
オウム真理教はあの時代だったからエリートや若者の支持を集められたのであり、今の時代にあってはどんなに頑張っても昔の夢は戻ってこないからです。


日本がバブルに浮かれ狂乱していた時代だったからこそ、社会に馴染めない若者が「ここ(現実)とは違う場所」としてオウムに入信したのでしょう。
物とお金があふれた社会を堕落したものとみなして、神秘体験を求めてストイックな生活をし厳しい修行に励む。

そんなん今時流行ると思う?( ̄∇ ̄)



高知の山奥からは


「厳しい修行をして解脱なんて、頭悪いのかな? 僕にはできないんで、尊敬します、マジで…。今の時代は、厳しい修行なんてしなくても、誰でも簡単に自分の目指す世界を実現させることができるんですよ」


とか何とかいう声が聞こえてきそうだし、壱岐島からは


「宇宙の法則(真理)を知るのに、厳しい修行なんか必要ない。神様は、自分。自分の子宮の声を聞くこと。
嫌なことを一切しないでいることをどこまでも頑張って、自分が気持ちよくなることだけをとことん追求していくと、自分の望む現実が引き寄せられるんです」



という声が届きそうですよ、ネットから。


私は思うのですが、当時オウムに入信したバブル世代の人たちこそ、もし現代を生き直せばしっかり現実に適応して生きていくんじゃないでしょうか。

だって今の時代は現実が厳しいものだから、この残酷な世界を踏ん張って生き延びることの方がカルトに入信するよりよほどストイックだし修行になります。

目指す方向は間違っているにせよオウム信者って基本的には根が真面目で禁欲的な人たちですからね。
どんなにバカにされても給料上がらなくても明日が見えなくても、耐えて現代のサラリーマン生活をきっちりと勤められそう。

サラリーマン生活を10〜20年も頑張ったら誰だって解脱しちゃうんじゃないですかね?


逆にバブルの頃にお金を握りしめて踊り狂っていたタイプの人ほど、「嫌なことは何もしないで楽して儲かる」を唱える現代のカルトにずっぽりハマるんじゃないですか?

どうですか?趣味起業だとかキラキラ起業のセミナーに通っちゃってるおばさんたち?あなたのことですよ。


平成初期に流行ったカルトと平成後期に流行ったカルトは教義が真逆になってしまいましたから、カルトに入信するタイプの人間も性質が入れ替わっちゃったんですね。



平成の世30年の間にカルト教祖のタイプも変わりました。
昔の新興宗教の教祖は今の教祖たちよりもっとコミュ力高くてリダーシップがあり、信者たちの面倒見も良い人が多かったのではと思われます。

それにひきかえ今の教祖たちは全くやる気がないですもんね。
はるなんてこの通りですよ。


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八木紗弥佳さんは古いブログも新しいブログも更新頻度が下がっていて適当感が満載です。
子宮委員長の引退宣言はしていますが、本当にやる気なくなっちゃったんですねぇ。


まあ、どんなに適当でも変わることなく「はるちゃん大好き〜!」とお金を払い続ける信者がいるので、現代のカルトはこういう無責任なスタイルでも良いのでしょう。

教祖の言うことがころころ変わっても、矛盾してても、途中で信者を放り出しても、目が冷めない人はいつまでも目が覚めません。私の友人も全く目を覚ます気配がないですが、「何でだろうなぁ」と考えていて、ふと気がついたんですよね。


あぁ、目を覚ましたくないんだな。


と。
目を覚ますと現実が不愉快すぎるから、目覚めるのを拒んでいるんですね。


思えば彼女はいつもそうでした。
お勉強はできるし努力家だし頭はいいはずなのに、なぜか「現実を見る」ことにだけは目を背けるのです。


例えば恋の悩み一つ取ってもそうで、いつもツッコミどころが満載でした。


10年ほど前に遠距離恋愛していたアメリカ人の彼氏とは過去生から縁がある運命の相手(と、占い師に言われた)だからと自信満々で、「なかなか会えないけど私たちは愛し合ってる」と信じ込み、自分が結婚に乗り気になればすぐにも自分の出す多くの条件を相手が喜んで承諾し、結婚して子供を作り、彼氏と彼氏の家族が自分の人生のサポートをしてくれるはずだと思い込んでいたんですよね。

自信満々で「私近々結婚するから」という友人の報告に、私は危ぶんでいました。
若い頃から肉体的な愛より精神的な愛を追い求める彼女はともかく、果たして30歳そこそこの心身健康でチャーミングな男性が、ほとんど会えず触れ合うことのない女と本当に心底愛し合えているものだろうかと。


Facebookメッセンジャーで毎日のように熱い会話を交わしていたそうだけど、彼女が突如猛烈な勢いで結婚を迫りだした途端に彼は様子がおかしくなって、遂に白状したんですよね。

「会いに来られても困る。実は僕は結婚している」

と。

あぁ、やっぱり。
彼は私の友人と知り合ったころは確かに独身だったようですが、その後別の日本人女性と結婚していたのです。

まあ、冷静に現実を見れば、彼は単に「日本人女性が好きな男性」であり、私の友人と付き合いつつも奥さんになった女性とも同時進行で付き合っていたのでしょう。そして天秤にかけた結果、条件や都合のいい方の相手とあっさり結婚したのでしょう。
彼の方では私の友人を「運命の相手」だとは思っていなかったのですね。
二股不倫男が運命の相手でも困るのですが、鑑定料3万円もするような占い師から運命のお墨付きをもらっていた彼女には受け入れがたかったようです。


「彼女は現実をありのままに見ることができていないかな」と気がついたのは、大失恋後2〜3年の間苦い思い出を引きずった後に、彼女が次に恋した相手の話を聞いた時です。

彼女は仕事の出張先で出会った、中東の空軍パイロットと恋に落ちていました。
以下、彼女が私に話したことを「」内に、私の心の声を()内に記します。



「彼は空軍のパイロットなの。彼の国ではエリートなのよ」

(おいおい、彼がどんな人かよりも先に職業自慢かい。見栄から入ってどうするよ)


「彼はバツイチみたいで、今は独身なの」

(ほほう。自称独身という言葉の真偽がそもそも怪しいけれど、女性の地位が恐ろしく低く婚姻率の高い後進国にあってエリート男性が妻と離婚して独身ということは、DVが激しいなどかなりの事故物件なのではなかろうか)


「彼は私よりちょっと年下なんだけど、私のことすごく若い女の子だと勘違いしていて、『僕は君の伯父さんくらいの年齢だよ』って言うの。うふふ」

(人種が違うと年齢が分かりにくいものだけど、もし実年齢がばれたら途端に相手の態度が変わるだろう。お互いが後で失望しないためにも年齢は正直に伝えておいた方がいいのに)


「仕事で数日間しか一緒にいられなかったけど、その間彼はすごく熱心に私を口説いてきたのよ」

(私なら彼が興味を持っているのは自分なのか、日本人女性なのか、はたまた世界中で信用が高い日本のパスポートや日本円なのかをまず疑うな。今夜中にどうにかしようと熱心に口説いてくるのは、どうしようもなく私に恋してるからではなく、短期滞在者の私が一晩の恋の相手として後腐れがなくてちょうどいいからだと考えるけど)


「彼はこんなことを約束してくれたし、あんな甘いセリフも言ってくれたのよ」

(会ったばかりの女になんとでも言える男はどこの国であろうと信用できませんな。
ロマンチックなセリフと態度を惜しみなく振る舞う男は大抵の場合、「本命」、「お気に入り」、「使い棄て」用に3人以上の女がいる)


「今度こそ運命の人。彼はオーストラリアに移住を考えているそうだから、結婚するとなると私もオーストラリアに移住かな」

(会ったばっかりで結婚とか思考が飛躍しすぎ。Σ( ̄ロ ̄|||)
絶対向こうは中年日本人女性との結婚は考えてないと思うけど、もし考えているとしたら日本のパスポートと日本円のバリューセットと結婚したいだけだと断言してもいい)



「うーん。まあ、一晩を共にする前の男がロマンチックなのは当たり前だから、本当に彼との将来を考えるならもう一度ちゃんと会いに行って色々と確かめ合ってみたら?」と何度も勧める私に、友人は呆れたように

「彼は毎晩Facebookで熱いメッセージを送ってくれるし、私はすごく愛されてるから焦る必要は全然ないの。そのうちまた会いに行くわ」

と、以前聞いたのと同じセリフを言うので


「彼がもしあなたが言うような素敵な男性なら、周りの女が放っておかないはず。あなたが余裕しゃくしゃくでいるうちに、私みたいな狡い女がサッと現れてあっという間に彼とくっついちゃうと思うよ。
あるいは今はあなたを落とすことに熱心なようでも、あなたがもったいつけているうちに、彼の方であなたに嫌気がさしてターゲットを変えるでしょうね」

と正直なところを話すと


「あなたは分かってない。私は彼に愛されているし、こうみえて私はまだまだモテるのよ。普段から男たちにちやほやされているんだから」

(いやいやいや、そうじゃないよ。モテるって言うのは愛した相手に愛されることを言うのであって、ちやほやされることじゃない。
だいたい40歳を過ぎた女がいまだに自分が不特定多数の男たちからちやほやとされているかを気にかける思考が幼いんだよ。そういうのは遅くとも20代の最後までに卒業しとけ)



現実的に考えれば、空軍パイロットの彼が友人の言うような素敵な男性だとはとても信じられなかったけれど、仮に信じるとしても彼女の恋が実るとも結婚の夢が叶うとも思えませんでした。


「あなたは分かってない」

と、私に向かって頑なに言い続けた彼女は、しばらくして結局彼の話をしなくなり、人生をリセットするためにしばらくヨーロッパに行きました。
そして戻ってきたら子宮委員長はるを始めとした子宮系に傾倒してしまったのです。


自分の傷ついた心と、思い通りにならない人生と、現実が見えない目と向き合わずにすむように、一生懸命ネットを検索してたどり着いたのが「子宮委員長はる」なのでしょう。


私は高学歴で口が達者な友人のことをずっと頭の良い女性だと信じていたのだけど、頭の良い女性の心が強いとは限らない。
私が分かっていなかったのは、現実を直視するには十分でない彼女の心の弱さかもしれません。

人生とは現実を見据えてこそ現状を乗り越える道も見えてくるものなのですが、現実を台無しにしてでも他人(カルト教祖)が見せてくれる夢の中で生き続ける方があるいは幸せなのか、どうなのか……。