◆地味に働いてます


前回の更新からちょっと時間が空いてしまいました。
前回の記事でも報告しましたが、こちらで仕事を得て働き始めたのでブログを書く時間と心の余裕がなかったのです。


ネットウォッチングの時間もめっきり減ってしまいましたが、子宮系が近頃すっかりつまらなくなっているので、働き始めなくても子宮系ウォッチには興味を無くしていたかもしれません。


Facebookで子宮系教祖たちを見ていても、もうかつての勢いがありません。
もちろん彼女たちはまだ怪しげな商売を続けていますが、信者が勢いよく増えていた頃に比べていいねの数が半分以下に減っているのですよ。

子宮系の大元である「子宮委員長はる」でさえ、フォロワー数はもう随分前から頭打ちですし、いいね数も300〜600台とさみしい限り。全盛期は1000や2000いいねがついてたのになぁ。

でも、これはもうはるがどうのという問題じゃないですからね。


もちろん「子宮委員長はる」こと八木紗弥佳の言うことは昔も今も荒唐無稽であることに変わりはありません。


「子宮の声を聞けば男に愛されてお金も入ってくる」


「女は自分の機嫌をとってるだけでいい。それが宇宙の法則」


「子供は産んだら、捨てていい」


という主張を繰り返している。
最近では「私は革命を起こしてお札になる」などとのたまわっていましたが、もう何だか失笑ものですね。
世の中キャッシュレス社会に移行しているというのに、紙のお札になりたいとは発想がクラシックでウケるw

おーい、もう平成も終わっちゃうぞー!


はるの荒唐無稽さとアホさ加減はブレていませんが、ブレブレなのは私たち大衆の方です。
私ははるに飽きてしまいましたが、それは私もまた俗っぽくて、移り気な大衆の一人だから。


子宮系なんて、ダイエットと一緒。
ダイエット方法って、次から次へと流行っては廃れるでしょ?


・食事の代わりにりんごだけ食べてれば痩せる

・朝食にバナナを食べるだけで痩せる

・いつも通りに食事してても納豆食べてれば痩せる

・豆乳飲んでれば痩せる

・腰を回しているだけで痩せる

・骨盤ベルト巻いているだけで痩せる



「〜〜だけしてれば(食べてれば)痩せる」って、「子宮の声だけ聞いてれば上手くいく」というのと、根っこは同じです。


鏡に映る自分の姿(現実の自分)を受け入れられないけれど、変わるために嫌なことやしんどい努力はしたくない。

自分で努力はできないのに、お金さえ払えば変われると思う人が飛びつくのが、かつてはたかの友梨ビューテークリニックの痩身エステで、今だとライザップ。
そして、同種の人たちが飛びつくのが子宮系やキラキラ系の「好きなことだけしてればお金の神様に愛される♡セミナー」。

痩身エステにお金払った人ってライザップにも払うんでしょうね。


ダイエットの流行り廃りはめまぐるしいけれど、自己啓発やトンデモ系スピリチュアルの流行り廃りもめまぐるしい。


先週、読みたい小説を探しに大きな書店へ行ったのですが、かつては子宮委員長はるをはじめとした子宮系教祖たち(藤本さきこや小原綾子)が置かれていたようなコーナーには、すっかり違う顔ぶれの本が並んでいました。

もちろん心屋とかハッピーとか子宮系の本も相変わらず棚差しされているのですが、もう平積みされていたり面陳されていたりということはなくなったのですね。。。

そのことに対し一抹の寂しさを感じてしまうあたりが、私もすっかり子宮系に毒されてますw



本人も年内での引退を宣言していますし、批判も高まり色々と不都合も多くなったようで、「子宮委員長はる」としては忘れられたいようです。
あれだけ「自己開示!」を実践し、他人にも勧めていたはるが「今後はプライベート非公開」というのだからズッコケますよねwww


そういえば、はるは映画「パーフェクト・レボシューション」にもあんなに期待して「カンヌへ行く!」と息巻いていたのに、不発に終わりましたね。
主演のリリー・フランキーさんは別の出演作品「万引き家族」でカンヌへ行き、作品は見事パルムドールを受賞されたようで、おめでたいことです。

もしもパーフェクトレボリューションがヒットしていて、はるも世間の注目と賞賛のおこぼれに預かっていたとしたら引退宣言はなかったんじゃないかなぁ?


子宮系はあと5年もしないうちに誰も相手にしなくなるでしょう。
ビリー・ザ・ブートキャンプのDVDを最早誰も欲しがらないように。


大衆は飽きっぽい。

私が書店員をしていた頃に、ビジネス書部門でベストセラー作家だった人が居て、私は彼の会社のセミナーを受けたことがあるんです。

神田昌典氏です。








*ポチらないように


この人は自己啓発セミナーの会社を設立していて、そこで各種セミナー事業をしています。
私は本をより早く読めるようになりたくて、フォトリーディングという速読術のセミナーを受講しました。

2日間で受講料が10万円もする高額セミナーでしたが、フォトリーディングとは私が書店員時代に業務上実践していた「文章を味わうことなく、全体の流れと要点だけを掴む効率の良い飛ばし読み」と同じことでしたので、お金をドブに捨てました。


かつて何冊かの著書でスマッシュヒットを放ったベストセラー作家であり、一時期は非常に人気も高かった神田昌典さんですが、今はドサ回りをしているようで私に主催者から徳島での講演会案内が来ました。


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神田氏は数年前から「全脳思考」という自己啓発手法を売り出し中で、4〜5年前に徳島で全脳思考のセミナー(1万円)が開催され、以前お世話になった知人Hくんが講師を務めるというので私も参加しました。

セミナー内容は正直よく分からなかったのですが、
私としてはHくんに会いたかっただけだし、そもそも大して興味もなかったので全脳思考はそれっきりになりました。


私はその後ハンドメイドを入り口にキラキラ起業の世界を垣間見て、ジャンルを問わずセミナービジネスの構造のおかしさに気が付き、その後はセミナービジネスをしている人たちとは距離を置いたのは繰り返し書いてきた通りです。

当然全脳思考のセミナーの主催者もフェイスブック友達から削除していました。
知人Hくんもやはり疑問を感じたのか、セミナービジネスからは足を洗ったので彼とは今でも「友達」です。


さて、私が受講したセミナー主催者であるKさんは友達から削除していたのですが、ある日唐突にこんなメッセージが届きました。


お世話になります。
大変ご無沙汰をしております。
以前、H君の全脳思考では 徳島までわざわざお越し下さりありがとうございました。
Kです。
日曜日に失礼します。 お聞きいただきたい講演会があります。 400万部を超えるベストセラー作家でトップマーケッター神田昌典さんが徳島に来られます。
2018年は当てろ!が テーマで
全国18エリアのうち、四国では徳島のみの開催となっております。
徳島のトモニプラザにて、
よろしければ、神田昌典さんのお話を直接聞かれてみませんか?
AIには出来ない事をいかに推進するかを力説されています。 今後の事業推進のヒントにお役立てられます。 他のエリアでのご参加の場合大変恐縮です。
いかがですか?
日曜日なので、明日以降お手すきの時に
お返事などいただけますと幸いです。
どうかよろしくお願いします。


このメッセージが来たのって、講演会の2週間前なんですよね。
募集は数ヶ月前からしていたはずなのですが、思うように集客ができず、直前になりすでに何年も前に縁が切れている人たちにまでメッセージを送ってしまうほど切羽詰まっていたのだと思われました。

「どうかよろしくお願いします」

ですって。切ないですねぇ。
よほど困ってらしたのでしょうねぇ。


私はKさんとFacebookで繋がっていた時からこのブログを書いていました。
けれど、向こうは私に何の興味もなかったので、私がこのようなブログを書く人間であるとは知らずにうっかりメッセージしてきたのでしょう。



うっかりし過ぎ!(* ̄∇ ̄*)



神田昌典さんはまるで未来を見通せるかのようなお話をするのが大変お上手な方ですが、その知識は浅く的外れであることをすでに私は知っています。

神田さんが本に書かれていたことと、実際その方面でお仕事されている方の話が全くずれていることでおかしいと気がつきました。
かつては神田さんの本を熱心に買い求めた大勢の大衆もそれに気が付いたのでしょう。ここ最近は著書もヒットがありません。
すでにネームバリューは無いも同然にまで落ちてしまったので集客ができないのでしょうね。




大衆は愚かだけれど、その大衆に相手にされなくなったらお終い


なのがセミナービジネスです。

愚かな大衆からお金を巻き上げて高笑いしていたはずが、いつしか大衆を追いかけて、追いすがるようになっている。

大衆の一人である私はKさんからのメッセージに無視を決め込むことにしました。



自己啓発のカリスマ、スピリチュアルのカリスマ、キラキラ起業のカリスマ。
神田さんが誰からも相手にされなくなっても、彼に代わる誰かが出てくるだけです。子宮委員長はるが消えても、やはり新しい誰かがやがて出現します。


彼らは常に「手法さえ知れば楽をして成功できる」のだと、「新しい時代の新しい生き方」を唱えますが、そういう彼ら自身が古くなり、集客と集金に四苦八苦し始めるのですから、楽に生きるを唱えて生きていくのも楽じゃありませんね。