◆花王愛の劇場も真っ青 

こんにちは。毎日殺人的な暑さですね。
市街地であっても海、山、川などの自然が近い高知では真夏でも朝晩は涼しく過ごしやすいはずなのですが、今年は早朝から蒸し器の中にいるようです。

頭もろくに働かないのでブログも夏休みモードに突入しております。


セミナー関連のお話はまだ続きがあるのですが、今日はちょっと脱線しますね。

先週ブログの更新が滞っておりましたが、実はブログに手がつかなかったのには少々訳がございまして、一部のネット民を先々週末から賑わせていたある男女の不倫愛憎劇に私も目が釘付けになり、その動向に心奪われておりました。



要点だけをかいつまんで説明すると、

・ネット界でそこそこ有名なエンジニアの中年男性と、若い女性(交際当時は看護学校の学生。大学を卒業後に社会人生活を経てから看護師を目指して学校へ入り直した為、20代後半と思われる)が性風俗サービスで出会い、しばらくはお客さんとデリヘル嬢としてビジネスライクな関係が続くが、やがて親密になり交際が始まる


・交際スタート時点では、「妻とは長年夫婦生活がなく、離婚して君と結婚したい」と男性は言っていた


。しかし交際が長引くにつれ男性の言動が次第に変化し、女性に対し「君は彼女ではない」「妻とは離婚しないし、君と結婚するつもりもない」と言うようになる


・それでも女性は希望に追いすがって交際の継続を望みますが、男性は別れを希望しており警察にもストーカー被害の相談を始める


・女性は冷たくなる一方の男性の態度に、言い逃れと責任逃れができないようにと不倫交際の証拠を保存し始める


・子供ができれば責任を取ると言われていたので積極的な避妊をせずにいたら妊娠し、結局中絶を選択せざるを得なかったことも女性の心身を傷つけ、それに対して責任を認めず謝罪がなかったことで一層の恨みを募らせるようになっていく


・慰謝料を1000万払うと言ったのに後日100万円に値切られ、お金が欲しい訳ではないが誠意が感じられずに失望する


・彼女が自殺をほのめかしたり、インターネット上に不倫の証拠を公開すると脅されることにほとほと嫌気がさした男性は弁護士と警察を仲介させて彼女との連絡を遮断したところ、彼女が逆上する


・その結果あろうことか、彼女は自分の未来を犠牲に捧げることで相手に報復を誓い、それまで撮りためていた二人のLINEのスクリーンショットやツーショット写真、俗にリベンジポルノと呼ばれる二人のセックス動画(現在は削除されています)までインターネット上に掲載し拡散させる



詳しい経緯はこちらをお読みになってください→株式会社一休CTO 元はてなCTO伊藤直也(@naoya_itoの不倫ブログ

女性が書いた上記のブログ内容に対し、男性側の反論ブログ→Aさんの件について

男性のブログに対する女性の返信→Aさんのブログ


その他、「伊藤直也・不倫」のキーワードで検索すれば事件の概要をまとめたブログがたくさん出てきます。

彼女のTwitterアカウントはこちら→なおやさんへ


決着がつけば双方のブログは非公開になるはずですが、現在も公開されたままです。

男性側の弁護士により公開停止に追い込まれた女性側のブログもありますが、彼女は複数のブログサービスを使っており、非公開になった記事を直ちに転載して対抗しています。

彼女は自分の要求(当初は交際の継続を望んでいたが、現在は警察と弁護士等を交えず当事者間での話し合いと謝罪、水子の供養)が通らない限り非公開にする気は無いようです。



不倫の恋に心身が傷ついたうら若い女性には同情を禁じ得ませんが、男女の愛憎劇は昔からよくある話で、この手の男女関係のもつれは珍しくもなんともありません。

ネット上では、ストーカー被害を相談しながら彼女とヤルことだけはしっかりヤッていた為男性が被害者面するのが白々しく、とんだゲス野郎だと槍玉に上がっていましたが、スケベ心が抑えられずに「妻とは離婚するつもり」や「君とのことは真剣に考えている」などと口からでまかせを言って若い女性に手を出してしまう、ずる賢く無責任な中年男性もべつに珍しくありません。

春のタンポポや秋の彼岸花くらい遭遇率は高いです。
私が個人的に遭遇した数でもちょっとした花束ができそうなくらいですよ。

なので、ゲスといえば確かにその通りなのだけれど、彼はあれで結構普通の人ではないかと私は思うのです。


若くまだ純粋なうちに恋に焦がれて燃えかすの灰をたっぷりかぶり、心がすすけていれば男がその場の雰囲気に流されて口にする調子の良い言葉を本気にしないし、心で唾を吐きかけながら顔はニッコリ笑って受け流すくらいの芸当は大人の女の処世術として身につくものです。

もしうっかり既婚男性を好きになってしまい、どうしても付き合いたいのなら、独身女性側も自衛として軽く3股くらいはかけておく視野と心の広さが必要なのですが、好きな男性に対して真面目で一途な女性ほど足元から続くのは一本道しか見えないんですよね。

そんな相手への愛と自分の心に巣食う執着に囚われた女性がとんでもない復讐劇に及ぶことも、昔からよくあること。
しょっちゅうドラマや映画の題材にもなっていて、みんな面白がって見てるじゃありませんか。


しかし、この先どんな可能性でもありそうな若く可愛らしい女性が、自分の将来を棒に振ってまで相手夫婦(奥さんは巻き添え)を社会的に抹殺しようとする執念たるや凄まじいの一言です。

男性が女性を辱めるためでなく、女性が男性を陥れるためにリベンジポルノを公開したことに今回私は大きな衝撃を受けました。そういうこともあるのだと。


ただ、女性は恵まれない家庭環境のため学費や生活費の捻出に困っていたようで、デリヘルや性的な動画の配信サービスといった風俗産業に従事していた為、普通のお嬢さんが決死の覚悟で自らの裸体を世間に晒した、という訳ではなさそうです。


しかし、このインターネット史に残るリベンジポルノ事件(男性は自分の責任を認め刑事告訴はしないと言ってますが)についつい惹きつけられてしまうのは、彼女のブログが読ませるからなんですよね。

松居一代さんの字ばかりでかくて支離滅裂なブログとは全く違い、頭に血が上ってはいるのだろうけど心は男に裏切られしんしんと冷えているためか、非常に文章が冷静かつ冷徹なのです。


頭のいい女性のようですね。
自分自身が血を吹きながらも、淡々と相手の急所を的確に刺しています。


私の口から言葉の意味の説明ははばかられますが、「秒速アウトプット」という非常に辛辣なユーモアのセンスには得に感心させられました。

男性の自尊心を見事にえぐる一言で、そのように形容されたらもうこの先一生立ち直れないと思われる会心の一撃です。


ヤリ逃げは許すまじと復讐の般若と化した女性に対して、「自分には彼しかいないと思い込むのは気のせいだ。あなたは若くて可愛いくて頭だっていいのだから、この先いくらでもいい出会いがある」なんてド正論はホイミほどの効力もありません。



それにしても私が今回の事件をネットで眺めながらしみじみ思ったのは、私が若くて恋して愛して振って振られて浮かれて叩きのめされてって、わちゃわちゃしていた頃に無料ブログサービスやSNSがまだなくて本当に良かったということです。
うっかり身近にネットがあったら、私だって何をしでかしたか分かりゃしない。

私が若い頃にはまだ携帯電話でさえ普及してませんでしたから、写真や動画だって今ほど手軽に撮って残しておけるものではありませんでした。

今とは環境が違ったおかげで、自分が加害者にも被害者にもならずに済んだことには心底ホッとしていますが、愛の修羅場はこれからくぐる未来ある子供たちのことが心配になります。


今にして思えば、花王愛の劇場なんてお昼にメロドラマやっていた頃の愛憎劇なんて今ほどエグくはなかった。牧歌的な時代だったのですね。

今は恋愛関係がこじれるとインターネットで復讐劇が世界に向かってリアルタイム中継されて、信じられない数の人間に恥ずかしいプライベートを簡単に晒されてしまう時代なのだと、しみじみと怖くなりましたよ。