◆ナマの声の裏の声


こんにちは。脳みそもうだる暑さですね。高知は昼間熱中症警報が出てました。
あんまり暑いとブログを書く気にもなかなかなれないのですが、おかげさまで読者の皆様から連日メッセージをいただいておりブログネタが溜まっているので、一つ一つ記事にしていきたいと思います。

お返事もすぐに返せていませんが、順次対応してまいりますのでお待ちください。


リアルな知り合いからは「セミナーの話もう飽きた」と言われていますが、「セミナーの話こそ聞きたい!」「ユキさんのブログを読んで救われました!」「もっと書いて欲しい!」という読者の皆様のご要望の方がむしろ多く、毎日のようにメッセージもいただいております。

きっと全国各地にキラキラ女子起業系セミナーに不満と義憤を募らせておられる方がたくさんいらっしゃるのでしょうね。

正直私もセミナーネタには食傷気味ではありますが、皆様から寄せていただいたお便りを元に区切りのいいところまで書ききってしまおうと思います。


さて、前回の記事の続きを書いてしまいますね。


以前書いた趣味起業セミナーについての記事ですが、ある読者の方からメッセージをいただきました。

私が記事中でリンクを貼ってあった趣味起業養成講座の16期生募集の記事中で紹介されている女性についてです。
「これまでの受講生のナマの声をお聞きください」として、数名の起業家(?)の方々が自己紹介と、趣味起業セミナーや戸田氏によるコンサルの成果を報告されていますが、その中にすでに仕事がうまくいかなくなり廃業しておられるハンドメイド作家さんがいらっしゃると教えてくださったのです。

とっくの昔に廃業してらっしゃる方を成功例としていつまでも掲載しているのは、受講生のその後をフォローしておらず、交流もないからでしょうね。

この方です↓


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感想の全文をコピーしておきました↓

私が戸田さんの「趣味起業」のことを知ったのは、2011年の震災後のことです。
小さな毛糸・手芸屋をしていますが、ただでさえ少ないお客様が、震災の影響などもあり、ますます減ってしまった時期でした。実店舗もネットショップも売上が落ち、編み物教室の生徒さんも、なかなか集らず苦戦していました。

このまま、仕事としてやって行けるのだろうか? という不安な毎日を送っている時に、目に飛び込んできた言葉が「趣味起業」 だったのです。

コンサルタントさんに見てもらえるだけの金銭的な余裕は、もちろんありません。でもなぜか、「戸田さんに見ていただこう、これでダメならあきらめるしかない。」と思えたのでした。

そして始まった講座、同期は私を含めて三人でした。戸田さんは、思った以上に感じがよく、ブログで見たよりずっとイケメンで、次回の講座に行くモチベーションが格段にアップしました(笑)

個別コンサルをうけ、まずは教室に力を入れましょう、ということになりました。教室のブログを見ていただき、自分ではちゃんと書けていると思っていたブログが、お客様にとっては、わかりにくく、情報不足であることがわかりました。

毎回毎回出される宿題をなんとかクリアしていくうち、生徒さんから問い合わせが入るようになりました。半年の講座が終る頃には、満席状態で、空き待ちになりました!!

それ以降も、2時間も電車に乗ってわざわざ私の教室に来てくださる方や、空きが出るまで待って下さる方が続出しました。対応しきれず、教室の数を増やしました。

いままで、編み物の技術の勉強はたくさんしてきたのですが、それをキャッシュに変える方法は誰も教えてくれなかったのでした。ここではじめて、毎回のワークで脳にたっぷり汗をかきながら、趣味起業脳を叩き込んでいただきました。自分のなかに、これからやりたいことが次々と浮かんできました。

6ヶ月がすぎ、友達や、知り合いの仕事の改善点などが、なぜか見えてくるようになったのです。これには驚きました!!

この講座を受けても、自分で考えて、行動しなければ変化はおきません。結果を出すことを信じることが出来るかどうかも大事です。そして、楽しんで続けていけるかがポイントです。最後は自分次第です。

私の日常は本当に忙しく、宿題も夜なべしてがんばりました。老体にむち打ってがんばりました。同期で一番の高齢でした~~~。ふと思ったのですが、趣味起業って、シニアにも向いています。大企業のように資本を大量に投入して、がんがん儲けるという方法ではなく、全く反対の、自分の周りのつながった人たちに、楽しさを伝えていくという方法だからです。

講座に来る前の仕事の内容も、時間のやりくりが難しく悩んでいたのですが、戸田さんや、サブ講師のみなさん、同期のお二人に相談し見直しました。この決断も、今まで相談する人がいなかったので、アドバイスがありがたかったです。

卒業後も、私以外のお二人に何か進展があると、自分のことのようにうれしいです。仕事の視点ができたということ以外に、仲間ができたということが大きな励みになります。

卒業後もSNSで交流していますし、相談もできます。先輩たちからも、アドバイスがいただけます。趣味起業のSNSに行くと、なぜかホッとします。

戸田さんは、実際にいろいろなお仕事を経験しており、数々の経験からくるアドバイスは本物です。机上の勉強だけしたコンサルタントさんとはアドバイスの重さが違います。ぶさいくスタートや、フレンドリーマーケティングという言葉も、なるほどなぁ、と納得でした。

講座を受ける前は、投資した金額分の学びができるか不安でした。でも、一生使える仕事に対する視点や、キャッシュポイントを考える脳が育ちました。しかも同士ができました。相談するSNSはずっと使えます。今から考えるとぜんぜん高くありません。

これからも、編み物や手芸の好きな人の役にたちたい。それから、編み物や手芸の教室をしたい人や、作品を仕事にしたいと思っている人の助けになりたい。自分の作品も製作して行きたい。作品の編図やキットも世界に広げて行きたい。いまでは、やりたいことが多すぎて、長生きしなくてはと本気で思っています!!

戸田さんや、趣味起業の仲間にめぐりあえたことに感謝です。


この感想を書いたのはかぎ針編みのお教室やをされておられた方で、現在は家庭の事情から都会から地方へ転居し、ニットデザイナーは引退、引っ越した先で開いたお教室は趣味の会にしたそうです。


事業に失敗して廃業し、引退したことを契機に新しいブログを書き始め、ハンドメイドを仕事にしていた頃には書けなかった本心を吐露していらっしゃいます。


手作り系の仕事を目指している人はビジネス経験が少ない上に、究極の貧乏人はいないので、コンサルやセミナーになにかとお金を払ってしまう人が多いのです。

この仕事で食べている人は、本当にひとにぎりです。

たとえば、今日、だんなさんが交通事故で亡くなって、明日から子供3人を食べさせて学校にやらなくてはならないという人が、「ハンドメイドで起業します!」なんて言ってられるか? まずいないでしょう。

てっとりばやく現金が入ってくる仕事をしなくてはいけないでしょう? ハンドメイドで起業するという人は、だからそれどほど生活に困っていないのです。ご主人がいるか、他に仕事をもっていて副業ではじめる人が多いです。

つまり、コンサルタントさんやセミナーに、お金を払って勉強しようという人が多いし、払える能力がある人が多いのです。

しかもあまりビジネス経験がないので、よいセミナーかよいコンサルタントさんか見極められない。要するにカモになりやすいのです。

コンサルタントさんや、セミナーの先生たちは、もちろん自分のクライアントさんの売り上げをよくしよう! 売り出してあげよう! と思っている人がほとんどです。

でも、ビジネス経験のない初心者の主婦がいるから、仕事として成り立っている人もいる。企業のコンサルタントとしてやっていける実力がない人が多いのが実情です。

企業のコンサルって、ハンドメイドの仕事のコンサルタントとレベルが全然違います。気合と根性でがんばれ! なんていうレベルではありません。

今、大流行のハンドメイド系のコンサルタントさんたちの記事を見て(私もそのはしりのような事をしていた時があったわ!) 以前は、全部読んでチェックしていたなぁと懐かしく感じる。

そして正直、この金額をコンサルに払って、ペイできるのは何人いるだろうか? と思うけれど、そんなことは営業妨害になるから声高には言えない。

全文はこちらから→ハンドメイドブームに一言 そしてニットデザイナーとしての残務あと少し


10年前、まるで熱病にかかったように手芸店をはじめ、その場所でも編物教室をはじめ、次の年にはネットショップもはじめた。とにかくいろいろなプロジェクトにかかわってなんとかこなして来た。

今から思うと、甘いことばかりをしていた。すべてが甘かった!!

中途半端にデザインができたり、中途半端に人脈があったりしたのがさらにいけなかった。がんばればなんとかなるという体力があったのもいけなかった。

若い女の子が「愛さえあればお金なんていらない!」 とバカなことを言っているのと同じ。


お金がなくちゃ生きていけないんだよ。
稼げなくちゃ事業は続けられないんだよ、バーカ!


とあの時の自分に言ってやりたい。

気合と根性でなんとかなるというのは、ある意味本当だけどある意味まったくちがう。どこに自分の目標を置くかによって 夢はかなう! とも言える。

好きなことを仕事にして多少なりとも収入を得る、ということを目標にしたのなら夢はかなった。出版する、新聞に出る、テレビに出る、ということを目標としていたのならその夢もかなった。

でも私の目標はそこではなかった。手芸でもちゃんと事業としてやっていけて、利益を出すことができる、というところだった。雇用を創出してスタッフにも幸せになってほしいと思っていた。デザイナーとしてデザインするというよりは、起業家として成功したかったというほうに近い。

とにかくやってみた。訳も分からないけど、とにかく動いてみた。気合と根性でぶつかってみた。でも完敗。

全文はこちらから→心変わりすると見える見える景色が違う ハンドメイド業界を引退して見えてきたこと


ハンドメイド作家として、また主婦起業家としてご自身なりに最大限の努力をなさり、成功も失敗も経験したからこそ書ける過去の反省と現在の心境には胸を打たれます。

ハンドメイドを仕事にしたいとふんわりした夢を見ていらっしゃる作家さんは、ぜひご一読いただきたい。


ハンドメイドに限らずキラキラ女子起業の界隈では、よく「月商7桁!」「売り上げ100万越え!」「〜〜さんのコンサルを受けて売り上げが10倍に増えました!」なんて宣伝文句を見かけます。

しかし、この「月商」や「売り上げ」という言葉に惑わされていけません。当たり前のことが抜け落ちていることに気がついてください。



商売は売り上げがあっても利益がなければ仕事とは言えないし続けてもいけません。



100万円の売り上げがあっても、原材料費や様々な経費を引いたあと自分の手元に残るのは月10万円だったら生活できませんよね。

もともと月1万円の売り上げしかなかったら、売り上げが10万円でも「売り上げが10倍になりました!」と言うことができます。


注目すべき数字は売り上げではありません。

利益と収入です。自分の時間給を度外視されている方は多いでしょうが、商品の利益率くらいは冷静になって一度計算してみてください。

どれだけお客さんがいても、過去最高の売上でも、SNSで華やかさを装っていても、実は赤字スレスレでは何のための仕事でしょうか?


ここでご紹介させていただいた小須田さんのかぎ針編み教室は、実際にキャンセル待ちの方が出るほど生徒さんが押し寄せて盛況だったのだと思います。
ただ、その状態がどれだけ長続きしたのでしょう?

そして、「お金のことがちゃんと考えられていなかった」と反省していらっしゃると言うことは、生徒さんをたくさん抱えていらしても十分な利益が確保できていなかったということではないでしょうか。

高額なコンサル料を支払いながら、経理を見てもらい、経営状態についてコンサルティングはしてもらえなかったのでしょうか?


成功にはマインドが大事!


と、気合いと根性論だけに終始するふた昔前の中学校の運動部みたいなセミナーやコンサルに料金を支払う価値が果たして本当にあるのか私は疑問です。


これは私のネッ友(ネットのお友達)のロミちゃんが管理・運営しているサイトですが、こちらを読む方がよほど実用的で為になりますよ。→あなたは大丈夫?売れないハンドメイド作家の5つの特徴


実を言うと私もあるセミナー講師をされている方の著書に成功例としてナマの声が載ったことがあり、それについても触れようと思っていましたが、長くなりすぎたのでまた次回に。