◆ポエムビジネス

こんばんは。今日で6月も終わりです。
先月末から書き始めたセミナービジネスについての記事が人気で、それまでは月間3万〜4万PV、1日あたりの訪問者数は500人前後のブログだったのに、今月はPVはいつもの3倍、1日あたりの訪問者は2倍のペースでした。

月間10万PVって人気ブロガーwみたいですね。
この勢いでプロブロガー目指しちゃう?( ̄∇ ̄)


ブログというツールには色んな使い方があるのだろうけど、個人の雑記ブログって基本的には日記です。
じゃあ、プロブロガーってつまりは日記のプロってことですかね?



「私の職業は日記のプロです」(゚Д゚)ドヤァ!!


「私の日記は新時代のメディアです」(゚Д゚)ドヤドヤァ !!


「月間10万PVの日記のプロが日記の書き方教えます。金よこせ」(゚Д゚)ドヤドヤドヤァ!!


な〜んつってな。(*・ω・)ノ


バカも休み休みにしましょうw
このペースのPVずっとは続かないと思うので、そのうち落ちついてやがてはすっかり元に戻るでしょう。

さて、私のブログを読んでくださる方が今月は増えて、ブログからやFacebookページにいただくメッセージも増えました。ありがとうございます。


以前書いた記事「暴かれるキラキラ起業女子の実態〜その1」について、少し前にある読者さんからメッセージをいただきました。

本文中↓


多くのキラキラ起業セミナー参加者やコミュニティの参加者は、すぐさま中身のない実態に気づいて「なんだこれは詐欺じゃないか!「こんなものにお金払わされて騙された!」と感じていますよ。 


ただ口に出さないだけです。


私の実感ではセミナー参加者が10人いたら、その中の7〜8人はそう感じているはず。なのに、なぜ被害について声を上げないのかといえば、


・騙されたことが恥ずかしく、知られたくない

・セミナー講師(コンサルタント)とその太鼓持ちの信者があまりに自信満々なので、「もしかして間違っているのは自分の方ではないか?」と気持ちが揺らぎ、「騙された」という感覚に自信が持てなくなってしまう

・使ったお金がちょっと悔しいけれどイタイというほどの額ではなく、「お金返せ」と騒ぎ立てるのも面倒

・みだりに他人様の悪口を言ってはいけないという規範意識(きはんいしき)がある

・自分も商売をしているためイメージに傷がつくのを恐れ、たとえ何があろうと批判や愚痴は公に発信しないよう心がけている 

・批判したことで批判されるのが怖い

などの理由から、心の中では「あの人たちおかしい。詐欺。騙された」と思っていても黙っている人が大半なのです。  


の、赤字部分に「自分の信じたものを否定するのが怖い」を追加できるかも、とのご意見を寄せていただいたのですが、なるほどと思いました。


私の場合はうっかりお粗末なセミナービジネスの世界に関わってしまいましたが、知り合った各種コンサル先生方のことを「信じてみようかな」とは思ったものの、すっかり信じきるところまではいかなかったので、「信じたものを否定するのが怖い」とまでの考えには至りませんでした。

なので私の場合は、「この人たちおかしいな」と違和感を感じ始めたら離れることに抵抗はなかったし、自分が間違っていたことも素直に認められましたが、確かにすっかり信じてしまった場合は難しいかもしれません。



クズ男と付き合ってしまった女心と似ていますね。
それだったら私にも経験があります。

どんなに周りから、「あの男はこんなひどいやつだよ。こんなことしたんだよ」と教えられても、「ちょっとその人おかしいと思う。別れた方がいい」と諭されても、自分自身も「あれ?なんかこの人変だな?」と感じて「どうも怪しいな」と気づいていても、「相手が信用に値する人物ではないし、彼の言うことはおかしい」となかなか認められないんですよ。

絶対に有罪判決間違いなしの状況証拠がロイヤルストレートフラッシュでそろってるのに、事実と現実から目を背けて自分が信じたい妄想と相手の虚言を信じようとあがいてしまう。


きっと相手に依存してるからなんでしょうね。現実を認めて依存先をなくしてしまうと困ってしまうんですよ、自分が。

だからなかなか現実を認められないし、執着を捨てられない。
そして「今さら後戻りはできないからこのまま信じるしかない」と思い込んでいるのです。


どうしてそんなに依存してしまうかというと、心と頭が弱ってるから。

自称ビジネスコンサルの方々って必ずと言っていいほどブログやSNSにあったま悪そぉ〜なポエム書いてますよね。
一見いいこと書いてある風で中身のない内容、筋の通らない理屈、日本語のはずなのに何言ってるのか分からない語り口で、ものすごい勢いで改行しまくるのがお約束です。

点をうつたびに改行、丸をうったら改行改行改行改行改行。
どうしてあんなに改行が好きなのでしょうか?


あの手のポエムにはもともと心が弱かったりオツムが弱かったりする人だけが引っかかるんじゃありません。
人生の調子が良くて元気な時にはポエムなんかには目もくれない人だって、何かの拍子に人生につまずき、苦しくなってしまった時には心も頭もすっかり弱って、ポエムが心に沁みたりするんです。


ポエムが沁みる時って無意識のうちに依存先を探しているところですから、たまたま目の前を通りかかったポエマーに飛びついてしまうんでしょうね。

私だって川で溺れそうになってる時なら流れて来たのが腐った小枝でも思わず掴んじゃいますもん。
「浅瀬まで引っ張っていってあげるから私のポエムを復唱しなさい」
と溺れてる最中に言われたら、腐れ野郎のポエム復唱しますよ。そんなことしてるうちに浅瀬どころか深みに沈んじゃうんですけどね。


ここ最近は「ユキさん、こんな人がいるんです」「私の友人がこんな人にハマってます」というメッセージが毎日のように来ているのですが、ご紹介いただく中には私の知らない人も多くてポエムビジネスコンサルって世の中にこんなにたくさん居るんだなと感心します。

ただ、近頃はポエマーも増えすぎて、ポエマー同士の競争も大変そうですね。


私は時に「うわぁ、このポエム書いた人脳みそ煮えてるなぁw」と思うような秀作に出会うと、ついニヤニヤが止まらなくなって楽しく観察してしまうのですが、ポエムビジネスは早いとこブームが過ぎた方がいいと思ってます。

みんな早く目が覚めますように。合掌。