■ニーナさんはダイヤモンドが好き

あー、寒いんだかぬるいんだか分からないお天気ですね。
今日はあれですよね、あれの日。


高知県内私立中学合格発表の日ですよ!


昨日の高知市は龍馬マラソンで大にぎわいでしたが、マラソンで交通規制とか土日が試験日だった受験生のいるご家庭にとっては迷惑でしかなかったことでしょう。

受験生のいるご家庭は今この瞬間もドキドキしながら合格者掲示の時間が来るのを待っているんでしょうね。

いやー、私も行った行った。あれはン年前の合格発表の日。今日と違って晴れてた気がする、覚えてないけど。
世間には学校休ませたり早退させたりする親もいると聞いてましたが、そんな理由で学校休むとか早引けるってどうなんだろうと思った私はちゃんと学校行かせました。

それで夕方息子が学校から息を切らせて帰ってきて、二人で受験した学校行って、


「やったぁあああ!ばんざーい!」


って叫んだね〜。飛び跳ねました。


そりゃ嬉しかったですよ。だって、うちは受験勉強する時間が10ヶ月しか無くて、10ヶ月間母子で深夜12時とか遅くなると1時まで二人三脚で勉強しましたからね。
神奈川では生活にもお金にも余裕がなくて塾とか行かせられなかったんですよ。もう公立に進学させる気でいました。

それが高知に帰ってきて、高学歴で教育熱心な私の実家の両親の「高知で進学するなら私立進学校へ行くのが当たり前」という考えのもと急遽中学受験をすることになりましてね。


けど、

「え?偏差値に20台ってあるんだ?」

ってレベルからのスタートでしたからね。その時点ですでに小6、4月も半ばっていう。


あの頃は前夫と別居したり離婚したりもしながら、息子の4教科の成績が偏差値20〜30台だったのを10ヶ月で60〜70台に持ってくのに集中しました。

あ、ちなみに偏差値20台って言っても息子は小学校では全く落ちこぼれてなんかいませんでしたよ。むしろ賢いって言われてるくらいでしたからね。
要するに公立小学校でやる義務教育の内容と塾でやる受験勉強の内容に差がありすぎるんです。びっくりしちゃうよね、何なのよこの差は?


あれからいくつもの春が巡って、次は娘の番です。
昨日は理科のテキストを復習しました。
空気や水の温度による変化について。


「気体の体積は温度が1℃上がるごとに、0℃の時の体積の273分の1ずつ増えます」 


にひゃくななじゅーさんぶんのイチ…

何よ、この中途半端な数字 ?法則わからねー…。息子と違って分からなくても数字をともかく丸暗記するっていう勉強スタイルが苦手な娘には覚えられないだろうなぁ。


お次は水です。


「水は0℃ではなく、4℃のとき体積が最も小さく、温度がそれより上がっても下がっても体積は増えます」


何これ0℃でいいじゃんっていうね。なぜ4℃なのかっていうね。

理系じゃない私はこのあたりを科学的に説明することはできません。説明できたとして娘が理解できるとも思えない。まあ、とりあえず今は暗記させるしかないんだけど、さて、こういう中途半端な数字をどうやって覚えさせよう。


私「いい?ここにNinaさんて女の子がいると思ってね。気体の体積の変化の割合はニーナさん(273)で覚えなさい。」

娘「フランス人なの?」

私「フランス人かもしれないし、ドイツ人かもしれない。少なくともヨーロッパから来たことだけは確かね。
ところで水の話だけど、4℃といえばそういう名前のジュエリーブランドがあるのよ。ほら、こういうの。綺麗でしょ?」

46

36

娘「わぁ、綺麗。」

私「でしょ?だから水の体積はダイヤモンドって覚えなさい。いい?
ニーナさんはダイヤモンドが好きなのよ。

では要点チェックです。空気は温度が1℃上がるごとに、0℃の時の体積に比べてどのような割合で増えますか?」

娘「ニーナさんぶんのいち!」(273分の1ってちゃんとノートに書けました)


私「よくできました。では、同じ重さで比べた時、水の体積がもっとも小さくなるのは何℃の時ですか?」

娘「4℃!」

私「はい、よくできました。今日のポイントはニーナさんはダイヤモンドが好きですよ!しっかり覚えておきましょうね。いいですか、女の子はダイヤモンドが好きなの。」

02


夫「ひどい教えかた。。。(; ̄Д ̄)」


あら?そうかしら?我ながらいい語呂合わせだと思ったのになぁ。( ̄∇ ̄)