■色が良くなってツヤツヤしてきました

最近のお気に入りはこれ↓

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何だか分かります?

実は帯留め&ブローチです。どっちでも使えます。

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象牙(ぞうげ)を薔薇(ばら)の形に彫ってあるのです。職人技が素晴らしいなぁ。昔の名もなき職人さんは本当にいい仕事してますね。


これも母方の祖母のお古なのですが、本人に聞いてみたら帯留めではなくブローチとして購入したものだそうです。もう着物は着なくなってから買ったのものかもしれません。
祖母がいつから着物を着なくなってしまったのか分かりませんが、幼かった頃の兄や私と写っている写真に着物を着ているものが一枚も無いということは、40代後半にはもう洋服だけで生活していたのでしょう。

祖母はアクセサリーの中でブローチが好きだったそうです。 「蝶も好きだけれど薔薇も好きだったのよ。だから買ったの。」と話してくれました。


私はブローチはあまり使いません。
布製のカバンや帽子に付けて使うことはあるけれど、気に入っている服に針で穴を開けるのが嫌なのです。


なのでブローチとしては使わず、着物を着た時に帯留めとして使おうと思っていましたが、普段に着物を着ることもそうそうありません。
そこで、ふと思いついて帯留め部分の金具にゴムを通してみたら、いい感じのヘアゴムになったので髪留めとして愛用するようになりました。


そしたら、あ〜ら不思議。
母からもらった時には象牙の色も黄ばんで、全体に灰色がかってもいてみすぼらしかったのに、ゴムを通して毎日使うようになったら艶(つや)が出てきたのです。

灰色がかって見えたのは埃(ほこり)をかぶっていたからですが、薔薇の花弁の隙間までびっしり詰まっていた埃は絵筆を使って綺麗に払いました。

最初見た時には黄ばんでいるなと思いましたが、使っているうちに味わいのある乳白色に。
干からびていたのに艶が出てきたのは、毎日さわるので手の脂が付くのかな?

何にせよ、使えば使うほどなんだか綺麗になるのです。


不思議なんですが、色石の指輪もそう。
祖母からもらった時には、「ずいぶん色が薄いな。石の質が良く無いのかな」と思っていたのに、綺麗に磨いてよく手入れをし、時々はめて使うようになったら、ふと気づけばもらった時より色が濃く美しくなっているのです。


「ん?石の色が濃くなっている。気のせいかな?」


と思って首をかしげていたのだけど、やっぱり濃くなってるんですよね。ありえないことのようだけれど、そうなんです。
 

付喪神(つくもがみ)が付くほど古いものでは無いのだけど、何かが宿っているように感じられます。

ものというのは手入れされると美しくなり、大切にされると艶が出て、出番が多いほどに輝きを増すようです。女と同じですね。