■注目されたもん勝ち

このブログを開設してもうすぐ1年。
最初の2ヶ月はほとんど放置で記事が無いので、真面目に書き始めてからは10ヶ月になります。

まだ1年も続けてないのにエラそうですが、こうしてブログの世界にも片足突っ込んでみて最近分かったことがあります。


それはね、ブロガーって芸人みたいなもんなんだなってこと。

「めざせブログ飯!」のためのブログ運営のコツなんてものは、ブログサロンに入らなくても人気のあるブログを観察すれば分かるそうです。

ふむふむ、そうなのか。ということで近頃人気だという若い人たちのブログを見に行ってみましたよ。



うわぁ、くだらね(* ̄∇ ̄*)





ほんと内容とかぺらっぺらですよねwww 文章力があるわけでも無いし。
でも月間何十万PVとかあって、「今月はブログでン十万(ン百万)稼ぎましたー!」とか豪語してるのですごいなと思います。


で、なんとなくですが色々見てたら短期的にPV数をドカンと稼ぐ人たちのやり口が見えてきました。

まあ、ざっくりこんな感じです。



・うら若い女性が顔出しでセックスの話や下ネタを連発する

・高学歴のエリート層に居るカシコイはずの若者(学生)が全力でバカげたことをする

・あえてマジョリティ オブ ピーポーの神経を逆なでするようなことを断定口調で書いて、世論を荒らして目立つ



で、面白いなと思ってもらったら影響力のある人たちに絡んでもらって、瞬間最大風速がマックスを記録したところでまずはガツンとPV自慢

PVネタに吊られたブログ飯に憧れてる人たちを有料サロンに招き入れて荒稼ぎしたら、お次は収益自慢

「俺(私)ってばこれだけかせいでるぜぇえ〜〜〜!!!」と、あとはひたすら金の話をし続ければ、一定数のバカは常に釣れるんで一丁上がり



あー、ちょっと何かに似てるなーって思ってたら、これはお笑い芸人さんのようですね。

とりあえず思いつく限り沢山のネタを書いて、それをライブで披露(ブログで公開)して、お客さんの反応見ながらウケるネタを探す。

漫才やコントじゃなくたって構いません。そういう芸は腕と経験が必要ですから。
若手が目立とうと思ったら、リズムネタだろうが、下ネタだろうが、キレ芸だろうが、イラスト芸だろうが、ウケたもん勝ち。


一発バズればこっちのものです。


でもね、芸の道は本来けわしくてキビシイのだよ。


赤めだか (扶桑社文庫)
立川 談春
扶桑社
2015-11-20





落語の噺家のように修行を積むわけでも、漫才師として地道に芸歴を重ねるわけでもなく、一発芸で売れた人たちのその後は厳しい。
毎年のように浮かんでは消えていく一発屋芸人さんたち。流行語大賞にノミネートされて絶頂期には月収何百万、年収何千万を自慢していても、数年たったら見る影もなく落ちぶれてしまう人たちが多いですよね。

地方でドサ回りしながら地道に稼ぎ続けてる芸人さんたちもいますが、細々とでも仕事のオファーが絶えずに食いつないでいける方々は、絶頂期にも天狗にならず身の程をわきまえてらしたんだろうと思われます。


ブロガーは10年活躍する人はいないそうなのですが、芸人だと思えばそれも納得がいく。
10年第一線で活躍されてらっしゃる方々は、数えるほどですもんね。
芸の道は名人や達人にならない限り、いつか必ず飽きられます。


生き残るには落ち目になるより前にお笑い(ブログ)以外の仕事でも頭角を表すか、プライドを捨ててなりふり構わずどんなヨゴレ仕事でも引き受けながら新ネタをヒットさせて再ブレイクを果たすか。


ブロガー業界も今後に注目です。