■お友達は選びます

昨日リアルでは会ったことが無いけれどFacebookでお友達として繋がっていた方をそっと削除しました。

その人が近頃流行り(?)の子宮教のブログをシェアしていたからです。


子宮教の教え(子宮は神秘的で宇宙と繋がっており、子宮の声を聞き本能的に生きていれば楽して幸運が手に入る)を否定はしません。
流行っているということは、その教えに共感することで救われた気持ちになる方、特に女性が少なくはないのでしょう。

少なからず誰かの役に立っているのだとしたら、意味のあることです。


ただ、私個人は、

「女性性の開花」「子宮の声を聞く」「宇宙の法則」「宇宙と繋がる」「カルマ」「お姫様として生きる」

これらの単語に生理的拒否反応を感じます。



医学的見地からの、「女性はお腹を冷やしてはいけない。子宮周りを温めよう。」という話には納得していますし、エコの見地から使い捨て紙ナプキンより繰り返し洗って使える布ナプキンの奨励にも違和感はありません。


でも、子宮ビジネス(セミナーや科学的根拠に基づかない効果効能をうたったグッズ販売)には嫌悪感があります。


何がそんなに嫌なのか考えてみました。

どうやらこのわき上がる嫌悪感は子宮教祖の方々の情報発信の仕方に理由があるようです。


教祖の方々は愛と性とお金について大変詳しいご様子で、よくそれらについてお話しされています。
ご自分が広告塔なので、自撮り写真も満載です。


私は、いい年した大人の女が自分を姫呼ばわりすることに不気味さを禁じ得ません。

若い女の子なら許せます。微笑ましくて可愛いくらいです。

男性が自分の恋人や妻をいつまでも姫扱いすることは美談ですらあります。


でも、ヒラヒラの服を来て「私はお姫様!何故なら私は女だから!」と人前で声高に主張していいのは、幼稚園児がままごとしてる時だけだと思っています。 



何より、愛や性の話よりもお金の話が下品です。 

お金の話と言うか、贅沢の見せびらかしと貧乏と庶民をバカにする発言には品性の卑しさを感じてしまいます。 


成金だと蔑むつもりはありません。 

成金だろうが何だろうがお金を稼ぐ才覚があるのは素晴らしいことです。立派だと思います。

自分の稼ぎと贅沢ぶりをネットで発信することで、それに憧れて開運グッズに沢山お金を払ってくれる人達が大勢現れるなら賢いビジネスです。 


新興宗教は信者を抱えることで儲かる商売なのですから、贅沢自慢も効果的な布教活動なのでしょう。 
信者(しんじゃ)と書いて儲(もう)けると読ませるなんて、この漢字を作った人は天才ですね。 


私ももう40歳です。 

他人の人生は他人の人生。他人が何を信じていようともそれを頭から否定してはいけないと分かっています。 

ですが、リアルな知り合いでも旧知の友人でもなく、あまりに感性や考えが合わないと感じる場合、一度承認してもお友達から削除させていただきます。あしからず。 


なお、子宮教を否定しませんが私の考えはこちらの方が書ききって下さっていますので、ご参考までにリンクを貼っておきます。

山野本竜規の続・ナカトリモチ日記「子宮に逃げるな!〜子宮は宇宙に繋がりません〜」