■申し訳ございません

先日書いた「スナックゆき〜ニューフェミニズム」の記事ですが、削除しました。

記事内で「子宮委員長はる」という活動名で人気を博していらっしゃる女性のブログと著書を紹介しましたが、間違ったことをしました。


彼女のブログは大変な人気があり、その人気ブログが書籍化され、しかもKindleでは紙より安い値段で販売されていると知り、興味本位で読みました。

かなり風変わりな人物ではありますが、その生き様は女性の目から見ると痛快でもあります。 


・女性は自分の機嫌だけ取っていればよい

・女は外で働かなくても良いし、家事育児も含めやりたくないことはしなくてよい

・男には尽くさない

・旦那は奴隷 

・女性が愛され尽くされて機嫌良くしていれば、男も恩恵を受けるし全てが循環する


など、かなり女性にとって都合が良い彼女の主義主張は、賛同も共感もしませんがそれもアリだなと私は考えました。

何故なら、国や宗教名の名指しは避けますが、世界には男にばかり都合良く出来ている宗教上の教義や社会通念が存在しており、一部の国や地域ではそれらが幅を利かせ、女性が虐待されているからです。


それが是とされるならば、その逆をいくカルト宗教があってもいいじゃないかと思ったのです。 


それは新しいフェミニズム(フェミニズムとは、性差別を廃止し、抑圧されていた女性の権利を拡張しようとする思想・運動・性差別に反対し女性の解放を主張する思想・運動などの総称。Wikipediaより)だと考えました。


そして、彼女の主張は真面目で我慢強く、禁欲的(特に性的にストイック)な女性であるほど揺さぶられるだろうと感じました。
彼女の発言や生き様に救われる女性が居るなら、彼女の活動には価値があると考えたのです。


けれど、私は彼女の思想、活動内容をよく理解していませんでした。
自分で書いた記事(削除済み)にも書きましたが、ブログはいくつかの記事を読んで「ピンと来ない。」と思ったのでそれ以上は読んでいませんでした。

書籍は、子宮にカルマ粒が溜まる云々のあたりは私には理解出来ないので適当に読み飛ばしていました。

彼女達が薦めたり販売しているグッズについては興味が無いので調べもしませんでした。
 

書籍の感想を「微妙〜。でも、これはニューフェミニズムだと思う。一部の女性には彼女の言うこと子宮に響くよね。」と書きましたが、そう思ったので記事にしました。


ですが、あれから妙に引っかかって、改めて「彼女とご主人が奨励してるジェムリンガって何だ?」 と思い検索してみたら、驚くべきことが分かりました。

ちなみにジェムリンガとは、宗教団体が販売している水晶、天然石、銀で作った膣内に挿入して使うアクセサリー(?)で、長時間入れっぱなしで生活をすると子宮や膣の冷えが取れて男女関係や人間関係が改善するとうたっています。

このようなものだそうです。↓
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以下の文は「月経血カップやジェムリンガは安全か?」より引用させて頂きます。

最近、「月経血カップ」や「ジェムリンガ」などの自分で膣内に挿入するタイプの商品について、「本当に安全なの?」というお問い合わせを頂くことが増えてきました。

 

それぞれの商品が安全なのかを説明する前に、そもそも膣内に「異物」を挿入するということについてお話ししておきましょう。

 

膣内に 「異物」を挿入することは、短時間であれば可能です。なぜなら、そもそも膣内は男性性器が挿入されたり、赤ちゃんが通り抜けてくることが可能な場所ですから。コンドームやタンポンや大人のおもちゃ的なものなど、いずれも一時的に挿入することはできますし、必ずしも医療材料で作られたものでなくても、短時間であればトラブルになることはあまりありません。

 

ただし、「入れっぱなし」にするとトラブルを引き起こすことがほとんどです。これまで私が見たことのある膣内異物は、外れてしまったコンドーム・タンポン・ペンのキャップ・子宮頸がん自己検診用キットのキャップなどです。いずれも、膣内に入ってから数日から数週間が経っていましたから、異臭を伴うおりものが増えており、日数が経っているケースでは膣の壁は赤くただれた状態になっていました。膣内異物も、時間がたつと膣の壁に強い炎症を引き起こして「肉芽」というものを作ってしまうことがあります。

 

また、膣の中は弱酸性のため、酸に弱い成分で作られたものを膣内に入れるのはとても危険と言えます。


ジェムリンガは、宗教団体がベースで販売しているので、使用されている材料が衛生材料でもなければ医療材料でもありません。おそらく、水晶などのパワーストーンを一時的に膣内に入れても、その石が溶け出すなんてことはないでしょう。ただ、使われている金属部分が劣化していくリスクはあると思われます。また、月経血カップと異なり、一定時間ごとにとりだすのではない場合、つまり「入れっぱなし」にしてしまう可能性がある場合は感染や炎症を引き起こすリスクになります。



より詳しくジェムリンガの健康被害の可能性についてお知りになりたい方は検索してみて下さい。いくらでも医師による警告が出てきます。


私は宗教やスピリチュアルを否定はしません。


私個人は前世もカルマも宇宙も高次元も
クソどーでもいいと思っていますが、何かを信じることによって救われたり癒されたりする人の心があるなら、それらは意義のあるものだと考えています。


霊感商法だろうと、壷や水晶を買うことで買った人の心が満たされるならいいじゃないかと思ってます。

子宮女子と呼ばれる方々が、子宮の為と布ナプキンやふんどしを奨励するのも、私は使いませんが「エコでいいんじゃないの?」と思います。

ですが、ジェムリンガは違います。明らかにその教えは医学的に間違いであり、女性の身体に重篤な健康被害を引き起こしかねないものです。


そのような危険な膣内異物の挿入を女性に推奨する個人や団体を私は信用することが出来ません。

もっとはっきり言えば
気持ちが悪いです。


よく調べずに面白がって記事にし、紹介すべきでない人物や書籍を紹介してしまいました。

申し訳ありませんでした。後悔と反省をしています。