■女の子から卒業させてもらえない悲劇

一昨日の夜たまたまテレビつけたら、「ベストアーティスト2015」という歌番組をやっていました。

そこに出て来たAKBと系列グループの女の子達にぎょっとしてしまいましたよ。


私はあまりバラエティ番組や音楽番組を見ないので知らなかったのですが、AKBってまだ居たんですね。

ブーム最盛期の頃(前田敦子ちゃんが卒業する前)はネットを開けば彼女達のニュースが嫌でも目に入ったし、うちの娘もAKBの曲を歌ってましたが、もう目にすることも耳にすることも無いですから知りませんでした。


いやぎょっとしたのは彼女達がまだテレビに出ていたことではなくて、もうアイドルと言うには若くない彼女達が、今でもまだあの制服のようなコスチュームを着ていることにです。

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制服やフリルのミニスカートが似合うのなんて中学生から高校生でしょう?
女の子の旬を過ぎるとどんなに可愛い子でもあの恰好はちょっと…。

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まあ、アイドルビジネスとAKBというグループの特性上、あの衣装は似合わなくなっても脱げないのでしょうが、いつまでも女の子を卒業させてもらえないのは何だか可哀想でもありますね。

歳を取ってもフリルのミニスカートが許されるのはこの世で松田聖子だけです。(* ̄∇ ̄*)


■可愛い大人の女性とは

日本てカワイイ信仰があるから、本来は大人にならなければならない年齢の女性がいつまでも女の子であろうとする。

多くの男性が女の子ばかりをちやほやするからでしょうね。
日本では女性が男性からの「モテ」を意識すると幼稚になるようです。


気持ちは分かりますが、女性は自らの意思と知性でちゃんと女の子から卒業しないと、そのうち本当にバカになっちゃいますよ?


そういう例を知っています。
若い頃にはとても綺麗な女性(ひと)で、頭も決して悪くありませんでしたが、パートナーや他の男達からまるでペットかなにかのように可愛がられて、彼らが喜ぶようにバカっぽく振る舞い続けているうちに、今では本当のおバカさんになってしまったみたい。
憧れていた人だっただけに、つまらない人になってしまった現在の様子には本当にがっかりしました。
40代も半ばだというのにあれではもうこの先見込みが無いでしょう。


若い時には、可愛い女の子や綺麗な人は、ただ顔や姿形が「綺麗・可愛い・美しい」というだけで人を魅了します。


だけどね、
女の若さと美貌は消費材ですよ。(* ̄∇ ̄*)


大人になったら毎年ちゃんと減価償却して、現在の価値を計算・把握しておかないと上手に歳が取れなくなります。

もとがなまじ美少女だったりすると「女の子」の神通力が失われていくことに耐えられなくて、「女の子」であることや「女の子の世界」に固執してしまうのかもしれませんね。


私の友人知人で40歳を過ぎても50歳になっても、「いくつになっても若いなぁ。」と感心させられる女性たちは、いつまでも綺麗で居る努力はされていますが、容姿を若作りすることに血道を上げてはいません。

好奇心を失わずに勉強やチャレンジを続けられている、その生き生きとした様子が溌剌として見えて、「いつまでも若くて魅力的だな。」と感じさせられるのです。

そして、パートナーや家族、友人等、近しい人達を大切にしている心根が可愛らしいのです。


大人可愛い女性というのは、人生経験を積み、大人としてきちんと心身が成熟した上でなお可愛げを失わない女性のことだと思います。

いつまでも女の子のコスプレを脱げない人のことではありませんよ。