■宇宙ガラスは誰のもの?

さて、皆さん、「宇宙ガラス」ってご存知ですか?

こちらの耐熱ガラスを加工して作った、まるで小宇宙のようなペンダントトップ。

綺麗ですねぇ。

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私の友人作家でGWのこうち春花まつりに出店してくれたChisaさんも「星のたまご」や「銀河のたまご」と名付けた宇宙作品を出してくれてました。 

高知ではああいうガラス作品は珍しいので、よく売れましたよ。 

私も「星のたまご」を一つ買いました。(´∀`) 

高知にはガラス作家さんがほとんど居ないので珍しく感じますが、東京ではガラス作家さんが多く、夜空や宇宙を表現した作品も珍しくありません。 

もともと宇宙を模したガラス作品はジャンルとしてあったそうで、以前から様々な作家さん達が作ってこられたのだそうです。 

今年のハンドメイドフェスでも似たような作品があちこちのブースで売られていました。 

また、今年は特にガラス作家さんの出展が多かったように思いました。それも全体的に目立って男性作家さんの参加が増えましたね。 

ガラスや革等は制作に力や体力が必要だからでしょうか。男性の多いジャンルです。 

そんな中でもひときわ異彩を放つブースがありました。 

イベントの開始と同時に数百人が殺到し、整理券を持った人でないと作品の購入権は無く、運良く整理券を手にした人達がブースの壁際に沿って長蛇の列をなしていました。 

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「宇宙ガラス+α」さんです。 

彼の作品は高額ですが、3万5千円のペンダントトップが目の前で飛ぶように売れて行きます。今回のイベント出展での売り上げは数百万じゃないでしょうか。 

2000ブース(飲食やワークショップを含め)が集まったフェス会場の中でも、一人だけ別格といった風情でしたね。 

「宇宙ガラス」という看板を出していましたが、…ん? 

宇宙ガラスってジャンルの名前じゃなかったの? 

+αさんのHPを見てみると、宇宙ガラスと言う名前は商標出願中となっています。 

商標が認められれば、今後+αさん以外の作家は「宇宙ガラス」と言う言葉を自分の作品の名前に使うことは許されません。 


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■仕掛人が居る? 


宇宙ガラス+αの戸水さんとは、昨年のハンドメイドインジャパンフェスでお話しをしていました。 

彼の作品は以前Facebookのハンドメイドグループで見かけたことがあり気になっていて、作っている作品は実物も綺麗だったので足を止め、私から声をかけましたが、その時の彼はまだ今のような売れっ子でなく、私が話しかけたときブースにお客さんは誰も居らず、ゆっくりお話しすることが出来たのです。 

今年は別人かと思われる様相でしたが、「たった1年ですごいことになったんですね。私、昨年あなたとここでお話ししました。」と、思わず声を漏らすと、 

「はい、覚えてます。」 

と。本当かな?嬉しいけど。 

あまりにも忙しいご様子にその場は遠慮しましたが、後日のやりとりで 

「(今年は)お話しが出来ずにすみませんでした。」 

とわざわざコメント下さり、ちょっと大人しそうな印象の、感じの良い好青年です。 

でも、聞くところによると、今業界の一部では彼に対する悪口がすごいのだとか。誰かプロデューサーが付いたのではと言う噂も流れているようです。 

今でこそ大ブレイク中で、日本に留まらず海外からも作品の注文が絶えない+αさんですが、少し前までは売れずにご苦労されていたそう。 

それが、短い間で急に作品PRや販売の仕方が変わり、「上手く」なったことに、以前から+αさんを知る人達は首をひねっているのだとか。 

まあ、悪口はやっかみでしょうね。 

私が耳にした噂話は憶測の域を出ないため、ここで「こうらしいよ、ああらしいよ。」と無責任なことを書き散らかすことはできませんが、もし「宇宙ガラス+α」を売り出す為の仕掛人が誰か付いたのだとしても、べつにいいじゃないですか。 

他にも同系の作品を作っている人達が居たのだとしても、世の中なんでも売り出し方で差がつくのは当たり前のことだし、先に世間で名を挙げた者がオリジナルです。 

自慢になりませんが、私は集団系アイドルグループの区別が全然つきません。 

私には顔も歌もパフォーマンスもどれも似たりよったりにしか思えないのに、売れてるグループと売れないグループに分かれ、グループの中でも人気のある子と無い子に別れる。 

それは、売り出される本人に資質があるのは大前提としても、ついたプロデューサーや所属事務所により明暗分かれるのでしょう。 

要するに、世の中は原理的に不公平なのです。 

いづれにせよ、本当にハンドメイド作家にプロデューサーが付いたのだとしたら、これはすごいことです。 

ダイヤの原石を見つけ、磨いて売りに出し、多額のお金を生み出す錬金術を心得た大人を引き寄せる程の市場に、ハンドメイドがなったのですから。 

これからまだまだこうした事例は増えていくのかもしれません。 

ただ、そうした大人達が去って行くのがいつなのかも分かりませんが…。 



■リンダリンダラバーソール 


はじめは、一部の愛好家と素人集団の微笑ましい身内の集まり。 

しかし、そんな小さなムーヴメントを見逃さない人達が居る。 

何か流行ってるらしい。 

上手くやれば人が集まる。 

集まって来る人と金の分け前に預かろう。 

様々な利害を持った洗練された大人達がやって来て、利用しやすく見所のある素人を磨き上げてスターを作る。 


AKB48に代表される今のアイドルビジネスは記憶に新しいところですが、私が中学生くらいの頃に「バンドブーム」ってあったんですよね。 

私と同世代以上(アラフォー以上)の人にしか分からないネタですw 
  
お若い方々はご存じないでしょうが、「イカすバンド天国」通称イカ天って伝説の番組もあったりして。 


プリンセスプリンセス、ユニコーン、筋肉少女帯、レピッシュ、たま、Begin、KusuKusu、JITTERIN'JINN、歌舞伎ロックス etc 


バンドブームだったあの頃スターダムに押し上げられたバンドマン達は、今どうしているのでしょう。 

バインド解散後も逞しく生き残り各方面でご活躍の方はいらっしゃいますが、それはほんの一握り。 


 「ブーム」 

その言葉を聞くとき、その騒乱を思うとき、私は大槻ケンヂ(元 筋肉少女帯)さんの自伝小説、バンドブームの始まりからその栄華の終焉までを切なく描いた、「リンダリンダラバーソール」を思い出すのです。 




僕らのバンドが、メジャーデビューすることになった! その頃、日本はバンドブームに沸いていた。無名だった若者が、次々とスターになった。ライブ会場は熱狂に満ちた。でも、ブームはいつか終わるものだ。大人たちは、潮が引くように去ってゆく。誰もが時の流れと無縁ではいられないんだ。僕と愛すべきロック野郎たちの、熱くて馬鹿馬鹿しくて切なかった青春を、いま再生する。